シャドウプレイ

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488011345
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

【アイリッシュ・ブックアワード受賞】
この劇場にはジョナサン・ハーカーもいれば、
ミナという名の幽霊もいる
そして劇場支配人ブラム・ストーカーの
胸には妖しい吸血鬼の影が……
『吸血鬼ドラキュラ』誕生の物語

1900年代初頭、ブラム・ストーカーは、人気俳優のヘンリー・アーヴィングに雇われ、彼の劇場、ロンドンのライシーアム劇場の支配人となっていた。ストーカー、アーヴィング、そして一座に加わった名優エレン・テリー。個性的な三人の人生をドラマティックな筆致で描く。そしてこれは、日々劇場支配人の激務をこなしながらブラム・ストーカーの内部でかの不朽の名作『吸血鬼ドラキュラ』をいかに育み、形にしたのかの物語でもある。

内容説明

1800年代後半、のちに『吸血鬼ドラキュラ』を生み出すことになる若きブラム・ストーカーは、人気俳優であり劇場経営者でもあったヘンリー・アーヴィングに雇われ、ライシアム劇場の支配人となっていた。仕事に忙殺される慌ただしい毎日だったが、ストーカーの無意識の中で『吸血鬼ドラキュラ』の小説が形をなしていくにつれ、ドラキュラの存在が影絵の芝居のように現実に影を落とし始める。劇場では、ジョナサン・ハーカーという名前の男が働き、屋根裏にはミナという名の幽霊が出る…。アイリッシュ・ブックアワード受賞。ストーカー、アーヴィング、そして一座に加わった名優エレン・テリー。個性的な三人の人生を、虚実織り交ぜたドラマティックな筆致で描く『吸血鬼ドラキュラ』誕生秘話。

著者等紹介

オコーナー,ジョセフ[オコーナー,ジョセフ] [O’Connor,Joseph]
1963年、アイルランドの首都ダブリン生まれ。ユニヴァーシティ・カレッジ・ダブリンでアイルランドにおける英語文学を専攻して修士号を取得後、イングランドのリーズ・メトロポリタン大学で映画脚本創作を学び修士号を取る。『アシッド・ハウス・ブルー』『ダブリンUSA アイリッシュ・アメリカの旅』などを発表したのち、2002年に刊行した歴史小説Star of the Seaが英語圏で100万部を売り上げる大ベストセラーになり、作家として一挙に知名度を上げた。2014年以降は、アイルランド南部のリムリック大学に設けられた“フランク・マコート記念創作講座”の初代教授として文学作品の創作を教えている

栩木伸明[トチギノブアキ]
1958年東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程単位取得退学。アイルランド文学・文化専攻。2014年『アイルランドモノ語り』が第65回読売文学賞(随筆・紀行賞部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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パトラッシュ

115
創元推理文庫版『ドラキュラ』の解説にある作品が書かれた経緯を小説化している。ブラム・ストーカーが傲慢な天才俳優アーヴィングに振り回されながら、様々な経験を重ねて名作を発表するまでを虚実取り混ぜたドラマに仕立てた。世紀末ロンドンやダブリンの演劇界や切り裂きジャックの跳梁、ストーカーの私生活などは確かに面白いが、そちらが主となって吸血鬼物語誕生プロセスはほとんど描かれない。特にアミニウス・ヴァンベリとの出会いや執筆中の状況など最も関心のあった部分は全く触れられず、題名通り意味不明な影絵芝居を見せられた気分だ。2024/06/07

セロリ

36
ダブリンで役所勤めをしていたブラム・ストーカーが当代一の名優ヘンリー・アーヴィングに誘われロンドンへ移住、劇場支配人として奮闘する物語。立ち上げたライシアム劇場に当代一の女優エレン・テリーも加わり、アーヴィングとの絆だけでなく、エレンへの恋心も伝わってくる。ストーカーが、アーヴィングをモデルとし『ドラキュラ』を書き上げるときの妄想状態が秀逸。現実の境目が曖昧で、わたしには線引きが難しいのだけど、それはそれでいいと思えた。そして第三幕、終章。これがとても切なくて、うるうるでした。2024/09/20

星落秋風五丈原

31
作家よりも作品が有名になった人と、その逆がいる。前者がブラム・ストーカーで、後者がオスカー・ワイルドだ。ブラム・ストーカーがアイルランド人であることは、あまり知られていない。また、彼があの名作を生み出す前、人気俳優で劇場経営者のヘンリー・アーヴィングに雇われていたことも知られていない。ストーカーは、殆どの人に、あの作品で知られているのだ。ちょうどその頃、同じアイルランド人として、ヒット作を連発し、売れっ子作家の名を欲しいままにしていたのがオスカー・ワイルドだ。しかしやがてある裁判により転落の一途を辿る。 2024/05/30

おだまん

12
表紙に惹かれて。ブラム・ストーカー、アイルランド文学だったのですね。この世界に入るのに少し時間がかかってしまったのですが、当時の劇場や町の雰囲気がよかったです。これを踏まえて原作もちゃんと読みたい。。2024/09/08

rinakko

11
素晴らしかった。舞台はヴィクトリア朝ロンドン。ブラム・ストーカーが『吸血鬼ドラキュラ』の執筆に至る経緯が、当代一の二人の名優との何とも名付けがたい交わり(深い愛も狂おしい嫉妬も憧れも)を軸に語られる。作中には『ドラキュラ』からの引用や目くばせ、仄めかし、名優アーヴィングが得意としたシェイクスピア劇のセリフの引用やもじりなど惜しみなく鏤められている。繊細で人に優しく夢見がちだったストーカーが、その想像世界の中では邪悪な流血の物語を生み出していた…ということ、その、誰にも見せない昏い顔を持つ人物造形に感嘆した2024/07/01

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