出版社内容情報
新しい世界に物語をもたらすんだ
長い眠りののちに目覚めたのは、
苛酷なルールが支配する世界。
語り部を目指す少女は、
物語の力を武器に戦いを挑む。
ニューベリー賞、プーラ・ベルプレ賞受賞
十三歳のペトラは家族と共に崩壊目前の地球を脱出し新天地を目指す植民船に乗る。物語を聞かせてくれた大好きなおばあちゃんを残して。目的地に到着するまで眠っているあいだに、ペトラの脳には膨大な民間伝承や神話がインストールされる。そしてまた家族一緒に暮らすはずだった。だが目覚めたとき……。ニューベリー賞、プーラ・ベルプレ賞受賞。過去の記憶と想像力を失った世界で物語を武器に戦う少女を描く、最後の語り部の物語。
内容説明
新天地を目指して家族とともに恒星間植民船に乗り込んだ少女ペトラ。眠っているあいだに目的地に到着するはずだったが、380年後に目覚めてみると船内で革命がおき、ペトラ以外の乗客は地球の記憶をすべて消去されてしまっていた。ただひとり、地球の記憶を持っているペトラは、故郷のおばあちゃんが語ってくれた昔話、そして人類の歴史の中で生み出されてきた膨大な物語を武器に、恐ろしい計画を実行しようとする大人たちに戦いを挑む。ニューベリー賞、プーラ・ベルプレ賞を受賞。物語の力で世界を変えようとする少女の姿を描く傑作。
著者等紹介
ヒグエラ,ドナ・バーバ[ヒグエラ,ドナバーバ] [Higuera,Donna Barba]
カリフォルニア中部の農地と油田に囲まれた地域で育つ。子どものころから読書とお話作りが大好きで、フォークロアと自身の体験が混じりあって生まれたイマジネーションを源とした作品を書いている。デビュー作のLupe Wong Won’t DanceはPNBA賞を受賞、プーラ・ベルプレ賞のオナーに選ばれた。2作目にあたる『最後の語り部』でニューベリー賞とプーラ・ベルプレ賞の同時受賞という快挙を成し遂げた
杉田七重[スギタナナエ]
東京都生まれ。東京学芸大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
がらくたどん
星落秋風五丈原
朗読者
アカツキ