出版社内容情報
この本がきっと、わたしの父のもとへ導いてくれる。
レベッカは、7つの奇妙なおとぎ話が収められた本を手がかりに
幼いころに家を出た父親を探す。切なくも心温まる家族の物語!
★〈woman&home〉誌2021年ベストブックス選出
★〈ウォーターストーンズ〉書店2022年5月のスコットランド本選出
幼い頃に両親が離婚したレベッカは、父のレオに20年近く会っていない。ある日、男性記者が取材でレオの行方を尋ねてきた。レオはBBCの子ども番組に出演していた人気俳優だったが、レベッカは彼の生死すら知らない現状に疑問を持ち、父が書いたというおとぎ話を手がかりに彼を探そうとする。「収集家と水の精」「世界の果てへの船旅」「魔女とスフィンクス」……7つの奇妙な物語と想像力のきらめきが導く、心温まる家族小説!
内容説明
イギリス南西部の建築事務所で非正規社員として働くレベッカは、幼いときに父親が家を出ていってしまい、母親に育てられた。父親のレオには20年近く会っていない。ある日、男性記者エリスが取材目的でレオの行方を尋ねてきた。レオはかつてBBCの子ども番組に出演していた人気俳優だったのだ。エリスはレオが現在どこにいるのか見つけられないという。父親など存在しないかのように暮らしてきたレベッカが母親や親戚に聞いても、「ろくな男じゃない」としか教えてもらえず、生死すらわからない。だが、祖母がこっそり一冊の本を渡してくれる。それは、父親が自分のために書いてくれたらしいおとぎ話の本だった。レベッカはエリスの取材に協力しつつ、本を手がかりに父親を探そうとするが…。“収集家と水の精”“世界の果てへの航海”“魔女とスフィンクス”…7つの奇妙なおとぎ話が収められた本が、知らなかった父親の想いを描き出す。本をこよなく愛する著者が贈る、切なくも心温まる家族の物語。
著者等紹介
ブロック,アマンダ[ブロック,アマンダ] [Block,Amanda]
イギリス、デヴォン州出身。2007年にスコットランドのエディンバラに移り住み、文芸創作課程の修士号を取得した。書店員、ゴーストライター、編集などの仕事をしながら小説を執筆し、文芸創作コンテストのブリッドポート賞、ミスレクシア短編コンテストで最終候補となっている。2021年に第一長編『父から娘への7つのおとぎ話』を刊行
吉澤康子[ヨシザワヤスコ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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