出版社内容情報
1924年、ニューヨーク。ローズは警察署のタイピストとして、地味ながら安定した生活を送っていた。だが、美しい黒髪を断髪にし、最新流行の高級な服に身を包んだ自由奔放なタイピスト、オダリーが現れ彼女の人生は一変する。ローズはオダリーに魅了され心酔するが、しだいに彼女のふるまいに犯罪の影を感じ、生い立ちにも疑問を覚えはじめる。嘘と秘密を纏う、美貌の新人タイピストの真の目的とは──。訳者あとがき=吉澤康子
内容説明
一九二四年、ニューヨーク。ローズは警察署で供述書を作成するタイピストとして、地味ながら安定した生活を送っていた。だが、つややかな美しい黒髪を断髪にし、最新流行の高級な服に身を包んだ自由奔放なタイピスト、オダリーが現れ、彼女の人生は一変する。ローズは華やかで洗練されたオダリーに魅了され心粋するが、しだいに彼女のふるまいに犯罪の影を感じ、生い立ちにも疑問を覚えはじめる。ホテル住まいの贅沢な生活の資金はどこから?なぜ警察署に勤めているのか?彼女は一体何者なのか?女性同士の友情と裏切り、そして殺人を描く究極のサスペンス!ロサンゼルス公立図書館が選ぶ最優秀フィクション、書評誌“カーカス・レビュー”年間ベスト・ブックス(2013)
著者等紹介
リンデル,スーザン[リンデル,スーザン] [Rindell,Suzanne]
アメリカ、カリフォルニア州生まれの作家。2006年にテキサスの大学院に入学。2010年にスーツケースひとつでニューヨークへ行き、著作権を扱うエージェンシーで働きながらデビュー作である『もうひとりのタイピスト』を書き上げる。現在はヒューストンのライス大学英文学博士課程でアメリカ近代文学を学びつつ、短編小説や詩を発表している
吉澤康子[ヨシザワヤスコ]
英米文学翻訳家。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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