不思議な尻尾

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  • サイズ B6判/ページ数 156p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488010386
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

トムが新しい街で出会ったのは、奇妙な男と素晴らしい犬。犬が尻尾を(縦に)振ると願い事が叶うのだ。国際アンデルセン賞受賞の著者の遺作となった、心温まるファンタジー。

内容説明

トムはプロディジィ・ストリートの端の家に移ってきたばかり。さっそく付近を探検しに出たところ、通りの反対側の端にある大きな屋敷に引っ越しのバンが入っていった。越してきたのはトムと同じ名をもつ変わった男。だが彼といっしょにやってきたネイキーは、とてつもなくすばらしい犬だった。ネイキーが尻尾を(上下に)振ると、なんと願いごとがかなってしまうのだ。二度のカーネギー賞、国際アンデルセン賞に輝く著者の遺作となった、心温まる日常の魔法ファンタジー。

著者等紹介

マーヒー,マーガレット[マーヒー,マーガレット] [Mahy,Margaret]
1936年ニュージーランド生まれ。図書館員として働くかたわら、絵本や子ども向けの本を執筆。図書館をやめてから創作に専念。1982年に『足音がやってくる』で、1984年に『目ざめれば魔女』(共に岩波書店)で、二作連続してカーネギー賞を受賞した。2006年には国際アンデルセン賞を受賞。その後も多くの作品を書き続けたが、2012年に亡くなった

山田順子[ヤマダジュンコ]
1948年福岡県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ikutan

47
二度のカーネギー賞と国際アンデルセン賞に輝く著者の遺作となった心温まるファンタジー。読友さんの感想を読んで。プロディジィ・ストリートに引っ越してきたトムが出会ったのは、魔法の尻尾を持つ犬のネイキー。彼が、尻尾を振ると、なんと!願いが叶うのだ。トムとネイキーの楽しい毎日。そんな中、ネイキーに大変なことが・・当たり前の日常の中に魔法のように驚くべきことが溢れていることを教えてくれます。愉快で楽しいストーリー。最後もハッピーエンドでほっこり。なんといっても、ネイキーの表情や仕草、挿し絵がとっても魅力的ですね。2015/03/17

九月猫

30
プロディジィ・ストリートに越してきたばかりのトム少年。3日目の朝、反対側の端のお屋敷に新しい住人がやってくる。魔法使いのような黒マント姿の男性と一匹の犬。でも魔法を使うのは彼ではなく、犬のネイキーのほう!しっぽをぴこぴこ「上下」に振れば、それは魔法の杖となり口にした願いを叶えてくれる。仲良しになったトムとネイキーは得意顏で通りをお散歩。でもちょっと待って!願い事は慎重にね。ほら気を付けないと「痛い目」にあっちゃうよ! 当たり前の毎日に魔法があふれていると気付かせてくれるかわいくて愉快なお話でした♪2015/01/20

mntmt

18
楽しく読めるお話です。そして、ありふれた日常こそ、魔法だって、気づかせてくれる。初読みの作家さん。出会えて、良かった。他の作品も読んでみたい。2015/09/27

にゃも

12
犬が尻尾を振ると願い事がかなうという発想が秀逸。起承転結のはっきりした児童書のお手本のようなお話。2016/03/14

himawari

10
佐竹さんの絵が好きで手にとった一冊。挿絵も沢山あって文字の多い絵本みたい!内容をもう少し縮めて絵本に出来ないかな~♪と思いました。我が輩は猫であるのように犬の目線から書かれた章がちょこちょこあって、飼い主が逆転してるところは面白かった。期待していたよりささやかな日常で、あっという出来事が起こっても予想出来るくらいのものだった。私がもっと幼ければ楽しめたかも知れないなぁと言う感じ。大人には物足りないかも。でも可愛い表紙と挿絵は私のタイプでした。2015/02/10

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