出版社内容情報
イリッチ自身が脱学校化の議論を超えて、それに続く社会と教育がどのようなものになりそうかということを論じた論文に対し、真剣で活動的な九人の教育者たちが答えた様々な見解。教育による社会変革を標榜した論争集。
目次
学校をなくせばどうなるか?
教育の経済学のために―イヴァン・イリッチの『脱学校の社会』についての根本的一批判
すべてが学校化しつくされている
イリッチの見解の真剣な検討
イリッチ案実施以後はどうなるか?
アメリカ学校化の実情
危険指数の必要
今なお、それはニュースである
私のイヴァン・イリッチ問題
学校をなくした後は自由学習を
著者等紹介
イリッチ,イヴァン[イリッチ,イヴァン][Illich,Ivan]
1926年ウィーンに生まる。グレゴリアン大学で神学と哲学を修めた後、ザルツブルク大学で歴史学の博士号を取得。1951年に渡米し、ニューヨークでカトリックの助任司祭となり、1956~60年、プエルト・リコのカトリック大学の副学長を勤めた後、メキシコのクエルナバーカに国際文化資料センターを設立。同センターで、ラテンアメリカに焦点をあてた社会制度に関する研究セミナーを主催。2002年没
松崎巌[マツザキイワオ]
1933年生まれ。1955年東京大学教育学部卒業。同大学院、東京工大助手、青山学院女子短大教授、東京大学教授を経て、現在、共立女子大学教授
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