内容説明
江戸時代の藩の配置状況(城下町)、明治から大正の旧軍隊の配置状況(軍都)、旧制高等教育機関の配置状況(学都)の三要素を、風格の主体と考え、その「形而上的なる魅力」を分析する歴史社会学の試み。
目次
序論 基本概念について
第1部 近世大名の配置と地方都市(城下町)
第2部 旧軍隊の配置と地方都市(軍都)
第3部 旧制高等教育機関の配置と地方都市(学都)
第4部 風格スコアによる地方都市の序列
補論 県名と県庁所在地名―「勤皇・佐幕」仮説
著者等紹介
辻村明[ツジムラアキラ]
1926年浜松市生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。同大教授、静岡県立大学初代副学長、東北女子大学学長、流通経済大学特任教授等を歴任。社会学博士。東京大学名誉教授。現在はNPO法人「人づくり地域づくり」研究機構理事長。この間、総理大臣表彰(コミュニケーション研究、1983年)、紫綬褒章(社会心理学、1991年)、叙勲(1998年)を受く
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