出版社内容情報
ポーランド人、イレナ・センドレル(1910~2008)は、第二次大戦中に2500人以上ものユダヤ人の子供たちを、木箱に隠したり、ゴミ箱にひそませたりしてワルシャワのゲットーから脱出させる救出活動をした人物で、彼女自身、ゲシュタポの拷問を受けたり、死刑宣告を受けたりもしたが一命をとりとめ、後年、ノーベル平和賞候補にまでなった。著者マッツェオがイレナの娘や、彼女に助けけられたユダヤ人たちへのインタビューから知られざる若き日の彼女の姿を生き生きと描き上げた感動的なノンフィクション。
内容説明
女性版シンドラー、イレナ・センドレル。その実像と活動のすべてを描いた感動のノンフィクション。第二次世界大戦中のワルシャワでポーランド人女性イレナは命を賭してゲットーから2500人ものユダヤ人の子供たちを救い出した。
目次
イレナ・センドレルになる
ラドリンスカ博士の娘たち
屈辱の塀
青少年サークル
コルチャック先生を訪ねる
ゲットーの絶対的力
トレブリンカ絶滅収容所への道
ウムシュラークプラッツの“いい妖精”
最後の道のり
レジスタンスの活動家たち
ジェゴタ
崖っぷちへ
アラの戦い
シュフ大通り
イレナの処刑
ワルシャワの戦い
物語はどう終わったか
イレナ・センドレルが姿を消していたあいだの物語
著者等紹介
マッツェオ,ティラー・J.[マッツェオ,ティラーJ.] [Mazzeo,Tilar J.]
アメリカ合衆国フロリダ州ポート・シャーロット生まれ。ノンフィクション作家。著書多数。現在メイン州のコルビー・カレッジで、英語の准教授を務め、夫の住むカナダのブリティッシュ・コロンビア州、ニューヨーク、メイン州を行き来する日々を送っている
羽田詩津子[ハタシズコ]
翻訳家。東京生まれ。お茶の水女子大学英文学科卒業。ミステリなどの小説、ノンフィクションと幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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