出版社内容情報
従来の布石は、中盤に備えるための準備段階と見られ、ゆっくりと大場を占め合ってから中盤の戦いが開始されるのが常識的な流れであった。しかしAIの登場で、従来の打ち方が根本的に見直されることになった。布石の段階で関係なく相手の石にツケて、いきなり接近戦が始まることも珍しいことではなくなった。本書は、AIによって新たに証明された打ち方について囲碁界のレジェンドとも言うべきイ・チャンホが集中的に分析したものである。
内容説明
AIによって証明された打ち方について集中的に分析。
目次
第1章 二連星布石
第2章 三連星布石
第3章 小目のシマリ布石
第4章 ミニ中国流布石
第5章 中国流布石
第6章 両小目布石
第7章 実戦布石
著者等紹介
李昌鎬[イチャンホ]
1975年7月29日、韓国全州に生まれる。1984年〓薫鉉九段の内弟子になる。1986年プロ入段。1988年史上最年少でタイトル獲得(13歳、第8期碁王戦)。1992年東洋証券杯優勝(16歳、最年少世界チャンピオン、対:林海峰九段)。1996年富士通杯、東洋証券杯優勝。2001年応氏杯、LG杯優勝。2003年第1期トヨタデンソー杯優勝。2004年LG杯優勝。2005年春蘭杯優勝。2007年富士通杯、三星火災杯準優勝。2008年富士通杯準優勝。2009年応氏杯、春蘭杯、富士通杯準優勝。2010年農心杯優勝(中国勢に3連勝)。2012年LG杯準優勝。2013年KBS囲碁王戦準優勝
成起昌[ソンキチャン]
1968年、韓国生まれ。囲碁アカデミー企画室長。明知大学囲碁学科講師
洪敏和[ホンミンファ]
1970年、東京生まれ。韓国外国語大学卒。大学時代の1995年に、大学アジア囲碁選手権戦優勝。1996年、北京・日中韓アジア囲碁選手権戦韓国代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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