出版社内容情報
囲碁は、どちらが効率の良い手を打ったかで勝敗が決する。特に石の効率で大きな差が出る場面は、石の形を補強する状況と大場を占める際の方向選択である。働きの悪い手が増えれば増えるほど、必然的に勝率は下がる。重要なのは、単純な地の大きさだけではなく、将来に向けて発展性を兼ねた場所を発見することで、どちらが先にその場所を占めたかによって何十目もの差が出ることもある。本書は実践応用度の高い問題集である。
内容説明
いかに安定した形にするか、また将来に向けて発展性を兼ねた場所はどこか。
目次
第1章 正しい石の形
第2章 価値の大きい方向
著者等紹介
李賢旭[イヒョンウク]
1980年2月25日生まれ。1995年プロ入段。1997年プロ・アマオープントーナメント優勝。lg杯世界棋王戦本戦進出。1999年新鋭プロ十傑戦6位。2000年三星火災杯本戦進出。2004年電子ランド杯青龍の部ベスト8。2016年イ・セドルvsアルファ碁(Google DeepMindチャレンジマッチ)第1局、第3局、第4局解説委員。2020年九段昇段。韓国囲碁リーグや囲碁講座など、多数の囲碁放送の解説者として活躍中
洪敏和[ホンミンファ]
1970年、東京生まれ。韓国外国語大学卒。大学時代の1995年に、大学アジア囲碁選手権戦優勝。1996年、北京・日中韓アジア囲碁選手権戦韓国代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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訪問者
4
おっと初読かと思っていたら、再読だった。最近読んだ本なのにすっかり忘れていた。これはもう本当に初期アルツハイマーではないだろうか。読書メーター様だけが頼りである。それにしても中々効率よく石を並べることが出来ない。もっと精進しなければ。というより読んだ内容を忘れなければ良いのだが。2021/12/11
訪問者
3
再再読。繰り返し読むことで、段々と石の形と序盤の方向選択が薄っすらと分かるようになってきた。2022/12/22
訪問者
2
たまにこうして囲碁の本を読む。打つ感を持続させるために。と言っても、もう何十年と実践からは遠ざかっているのだが。2021/04/04