出版社内容情報
永らく絶版になっていた昭和時代の名著と言われた詰碁集の改訂版。大橋六段という人を得て、刊行に至る。趙治勲名誉名人は「この本にある問題を全て覚えたら院生に推薦する」と弟子に語ったという。詰碁集でありながら手筋の要素もふんだんに盛り込まれている。上巻より難解な問題で構成した。
内容説明
味が残っている。AI全盛期に、昭和の名著が輝く。
著者等紹介
前田陳爾[マエダノブアキ]
1907年、兵庫県揖保郡新宮町生まれ。13歳で碁を覚え、14歳の時に神戸の鳥居五段、久保松八段に師事する。16歳で上京し、本因坊秀哉名人の家塾に入る。18歳で初段、以後累進して九段。27年大手合優勝。45年より52年まで東北(一ノ関市、仙台市)で暮らし、東北各地で囲碁の隆盛に貢献する。その間47年に坂田、梶原氏ら7人と日本棋院を脱退し、「囲碁新社」を興したが49年復帰。同院理事、審査役等に就任する。詰碁の大家で「詰碁の神様」と言われる。文筆にたけ、20冊以上の著書がある。俳号「烱子」。門下に工藤紀夫九段ら。75年歿
大橋拓文[オオハシヒロフミ]
1984年、東京都生まれ。菊池康郎氏(緑星囲碁学園)に師事。2002年入段。2010年第1回おかげ杯準優勝。2013年六段。囲碁AI「GLOBIS‐AQZ」のテクニカル・アドバイザーを務め、人工知能関連の執筆や講演なども行う。また、在ドイツ日本大使館杯やヨーロピアン囲碁コングレス等、囲碁の海外普及にも取り組む。東京工業大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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