言語学的ラップの世界

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言語学的ラップの世界

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784487816880
  • NDC分類 801.1
  • Cコード C0080

出版社内容情報



日本語ラップをこよなく愛する言語学者が、韻に込められた「ことば遊び」を分析する言語学エッセイ。Mummy-D、晋平太、TKda黒ぶちへのインタビューも収載。

本文より:

 学生時代の私は、ただ日本語ラップが好きだった。好きなラップを聴いているうちに、いつしか自分で韻の仕組みを分析するようになっていった。その頃は、何か見返りを求めていたわけではなく、ただただ好奇心に導かれて研究していた。しかし、そんな研究は少しずつ有名になっていき、いつの間にか自らの分析をプロのラッパーたちに披露する機会にも恵まれ、メディアに出演する機会も多く頂くようになった。
 近年では、日本語ラップを大学教育に取り入れる意義を強く感じるようになり、数多くのラッパーを授業にお招きして、様々なことを言語学者として――そして大学に身を置く教育者として――考え続けている。日本語ラップから我々が学べることは、多岐にわたる。日本語の構造を見つめ直すこともできれば、アメリカの社会状況を理解することもできる。さらに、コロナ禍のようなストレスが溜まる状況で前向きになれる力ももらえる。本書では、これらの「ラップを学問する効用」について具体的に伝えていきたいと思う。

――第1章「日本語ラップと言語学者」より

内容説明

韻でつながる日本語ラップと言語学。

目次

第1部 日本語ラップと言語学者(言語学って何ですか?;朝礼:先生の長い思い出ばなし;エピソード0:言語学者、日本語ラップの韻を分析する(’06))
第2部 言語学的ラップの世界(講義1:レジェンドラッパーたちを大学の授業に招く;講義2:ヒップホップの誕生とその歴史;講義3:制約は創造の母である;講義4:日本語ラップは言語芸術である)
第3部 日本語ラップの現在地―インタビュー聞き手:川原繁人・しあ(TKda黒ぶち「ネガティブこそ武器になるラップの世界」;晋平太「子どもからお年寄りまで、誰もが楽しめる日本語ラップ」;Mummy‐D「歴史を紐解いて考えるMummy‐Dが見てきた日本語ラップの本質」)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

46
結構ポップなネタで本を出してる言語学者川原さんの日本語ラップの言語学的分析本。というか、ラップの韻の踏み方がモーラではなくシラブルになってるとか、子音の調音点や調音法によるリンクした子音のペアリングとか、w, iの弱化と字余り何かは色々目から鱗の一枚も落ちようもんですわ。2024/01/07

おはぎ

10
日本語ラップの言語学的側面はもちろんのこと、後半のインタビューでは歴史的側面も存分に学ぶことのできる骨太な一冊だった。2024/04/30

あい

9
学生時代はラップが好きでよく聴いていたなぁと思って読みました。Dragon AshとZeebraの「俺は東京生まれヒップホップ育ち 悪そうな奴はだいたい友達」という歌詞を門限を守る真面目な友達と一緒に歌っていたことも思い出しました。若いときは悪そうな奴に憧れるものです。感想で韻を踏んでかましてやろうかと思いましたが力不足でした。ラップを作る難しさとやってみたいという気持ちが湧いてくる楽しい本でした。2024/07/07

Masaaki Kawai

9
この本も登録されてたー! 今の日本語ラップでは、あまり固く踏まないラッパーも増えてきてるけど、川原先生は年齢が近くて同じものを聴いてきて、韻が固かった頃をお好きと見受けられるから、内容も読みやすかったです(固い韻のほうがゾクゾクする)。しっかり母音で踏んでなくても、踏んでるように聴こえるっていうの、これまでは「フロー」ていう言葉で漠然と片付けてたけど、発声によるとか、ちゃんと言語化できるんやな。なるほど。Mummy-dとの日本語ラップ史振り返りも読み応え◎!公開処刑にも触れられてて良し。2024/06/09

yuma6287

9
名画を見る眼の日本語ラップ版。ラップで論文を出した言語学者による、ラップの魅力が凝縮した一冊。言語学的なラップの素晴らしさの解説は勿論、ラップの古今や最先端のラッパーとの対談が収録されており、何かしらでラップの魅力を感じる事が出来るのではないか。歌詞のどういう所が素晴らしいのか。短歌や俳句の延長線上にある。といった事が知れて面白かった。研究のために歌詞をテキストファイルに一つ一つ起こしたという苦労話は何度見ても泣ける。オツカレサマ。ページ数も少ないし手に取りやすい。研究対象が面白いので他の作品も読みたい。2024/02/25

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