Ｐａｇａｎｓ多神教表象大全

ホワイト，イーサン・ドイル【著】〈Ｗｈｉｔｅ，Ｅｔｈａｎ Ｄｏｙｌｅ〉/河西 瑛里子【日本語版監修】/河西 瑛里子/定木 大介【訳】

東京書籍（2024/08発売）

• サイズ B5判／ページ数 256p／高さ 25cm
• 商品コード 9784487816644
• NDC分類 162
• Cコード C0014

出版社内容情報

聖なる自然、女神や男神、魔女術、占い、祝祭――
知られざるペイガンの世界へとあなたを誘う美しきビジュアル図鑑が誕生！
キリスト教徒が「ペイガン」というラベルを貼ってきた多くの宗教共同体の、絵画、彫刻、儀式、護符、呪具などの図版を豊富に掲載。
オールカラー図版450点。

内容説明

聖なる自然、女神や男神、魔女術、占い、祝祭―知られざるペイガンの世界へとあなたを誘う美しきビジュアル図鑑が誕生！絵画、彫刻、儀式、護符、呪具などの図版を豊富に掲載。オールカラー図版４５０点。

目次

第１部　古の道（女神と男神；神話と伝説；神聖な自然）
第２部　儀式（聖地；魔女術；神託と占い）
第３部　共同体（祝祭；体現化された信仰；旅すること）

著者等紹介

ホワイト，イーサン・ドイル［ホワイト，イーサンドイル］ ［Ｗｈｉｔｅ，Ｅｔｈａｎ　Ｄｏｙｌｅ］
キリスト教以前のヨーロッパの宗教と現代ペイガニズムの研究者。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン（ＵＣＬ）で中世史と考古学の博士号を取得。アメリカ宗教学会の“Ｒｅａｄｉｎｇ　Ｒｅｌｉｇｉｏｎ”サイト編集委員なども務める

河西瑛里子［カワニシエリコ］
国立民族学博物館学術資源研究開発センター助教。専攻は文化人類学・宗教社会学。とくに、オルタナティヴ・スピリチュアリティ、ペイガニズム、現代の巡礼、心霊主義などが研究分野。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士（人間・環境学）。国際ファッション専門職大学講師などを経て、現職

定木大介［サダキダイスケ］
翻訳業。早稲田大学法学部中退（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[おおにし]

ペイガン(Pagans)とは、偶像崇拝を避けるアブラハムの宗教（ユダヤ教、キリスト教、イスラム教）の信者たちの、一方で物質宇宙を神格として崇拝する伝統のようなものを指す言葉ですが、広義の意味ではすべての多神教を含んでいます。本書を眺めていると、多様な神様が共存している世界の方が、楽しいに違いないとつくづく感じますね。

2024/10/29

[moggadeet]

書名通りペイガニズムについての本ではなくて、ペイガニズムという「宗教」に現れる様々な表象を追った本。 西欧世界のペイガニズムだけではなく、南米、アフリカ、インド、東南アジア、シベリア、日本などの多神教にも紙面の多くが割かれている。ぼくから言わせれば、西側世界の外にはペイガニズムはなく、単にペイガンたちのインスパイア/レファレンス先がそれらであったということで、そこはちゃんと区別すべきことな気がする。

2024/11/01

[Go Extreme]

古の道： 女神と男神ー神が大勢いる≒自然界と人間社会の複雑さ 神話と伝説ー人生と社会・人間のナラティブ→共同体が生み出す儀式や祭典・視覚文化 神聖な自然ー生霊と神格たちの住まい・それらの擬人化とした聖なる場所 儀式： 聖地ー宗教活動に適した特定の空間や場 魔女術ー超自然的な手段・他者を害する能力を持つ者 神託と占いー人間よりはるか先まで見通せる存在の知恵に頼る 共同体： 祝祭ー生活の糧を得る時期に定期的に催す 体現化された信仰ー変性意識状態に入り生霊たちの世界意思疎通 旅することー生者と死者との接触

2024/09/18