図説 人新世―環境破壊と気候変動の人類史

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図説 人新世―環境破壊と気候変動の人類史

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  • サイズ B5判/ページ数 223p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784487815203
  • NDC分類 519
  • Cコード C0036

出版社内容情報



ホモ・サピエンスは、地球をどのように改変してきたのか?

人類誕生以降から現在までの地球環境改変の歴史をビジュアルで理解できる図説が登場。
本書の特徴
・新しい地質年代「人新世」(ルビ:アントロポセン)を、学問領域を越境して多くの写真と図解で平易に解説。
・人類誕生以降から現在までの地球環境改変の歴史、そしてこれから何かできるのかをビジュアルで理解できる。
・極端な異常気象、氷河の融解、死にゆく海、消えてなくならないプラスチック等、地球環境の危機も取り上げ、日々の暮らしにもたらす影響と課題を探る。
・動物、植物、微生物、山脈、海、湿地にも注目、人類を超えて地球全体への視界を広げる


《政治的立場が何であれ、私たちが、文明とその将来について、再考せねばならないことは明らかだろう。(…)これからの世界を変えていくのは若い世代の人々だ。多くの若い人たちに本書を手に取って欲しい。そして、世界を変える手だてを考えて欲しいと願う》――長谷川眞理子(本書「序文」より)

人新世(ひとしんせい、じんしんせいとも)
人類誕生後、先史時代から現在までの活動、とくに産業革命以後の活発な生産・開発・経済活動によって、地球はそれ以前の環境から急激に変貌した。そのため、最後の地質年代「完新世」のあとに「人新世」という区分が定義され、現在世界的な議論の的となっている。

内容説明

ホモ・サピエンスは、地球をどのように改変してきたのか?今世界的な議論の渦中にある新しい地質年代「人新世」を数多くの写真と図版で総合的に解説。

目次

1 前奏曲(人新世をめぐる議論;ディープタイムの認識 ほか)
2 人類が地球に及ぼす影響(絶滅と“エンドリング”の誕生;産業革命の時代へ ほか)
3 さまざまな現象(異常気象;火山の噴火 ほか)
4 希望はあるのか?(失われたチャンス;地球のエンジニアリング ほか)

著者等紹介

パルソン,ギスリ[パルソン,ギスリ] [P´alsson,G´isli]
1949年、アイスランド・ヴェストマン諸島生まれ。アイスランドの人類学者で、とくに環境問題と人権の関わりに取り組む。マンチェスター大学で博士号(社会人類学、ティム・インゴルドが主査)を取得。アイスランド大学で長らく研究と教育にあたる。現在は同大学名誉教授。英国王立人類学協会(RAI)名誉フェロー。2000年にローゼンスティール海洋科学賞を受賞

長谷川眞理子[ハワガワマリコ]
1952年、東京生まれ。総合研究大学院大学学長。専門は行動生態学、自然人類学。東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。イエール大学客員准教授、早稲田大学教授などを経て、現職

梅田智世[ウメダチセイ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とある内科医

33
図書館より。100分deの『資本論』とともに、例の新書を読みかけてなかなか進まない。本書はまさに「図説」で、2000年にオランダの化学者 パウロ・クルッツェンが初めて人新世を語ったという解説に始まり、プラスチックの岩、異常気象、絶滅していく動物、グレタさん…など強い印象を残す写真が多数。『ゴールデン・ホロコースト』という本をメモ。2022/02/27

風に吹かれて

21
 人新世 Anthropocene=人 Anthropo + 世 cene、人の活動が地質や環境に影響を及ぼす年代。今や地球温暖化どころか地球高温化に入ってきているという。異常気象、氷河の消滅、地球がバランスを崩すことによる地球軸の傾きの変化、雪や氷の重さがなくなることにより地球表面の圧力がなくなり噴火や地震の増加など環境の変化が著しくなっている。一方、ヴェネツィアの水害は世界的に報道されるがセネガルの水害は顧みられず、ヨーロッパでお払い箱になったディーゼル車はアフリカの各地で走っている。 →2022/03/08

イエローバード

10
あまりに天変地異が多いので、今話題の〝人新世〟を図説版で読んでみた。「人間の活動で生態系の変化を招いた地質年代」という意味らしいが、冒頭を読むだけでも深刻さが伝わってきた。世の中はどんどん便利になり、未来は今よりももっとキラキラしているはずと信じた時代もあったが、とんでもない間違いだったと気づかされる。「人間の営みにより、宿主からウィルスを無理やり解き放つ」というのは、つまりコロナ禍はほんの序章に過ぎないということか。覇権争いなんかしているうちに人類は滅びてしまいそう。2022/08/09

Kuma

4
写真や絵画が多くてわかりやすい。オオウミガラスの最後の一羽は人間に捕獲され絶滅。物語のように絶滅が語られているのが新鮮で衝撃。火とプラスチックの発明は大きな発展と大きな損失をもたらした。地球環境悪化の加害者はいつも既得権者であり、科学者が言う環境破壊の事実や新たな政策はもみ消される。冷やすのは不可能とされていたのに今やエアコンなしでは生活できない。エアコンはカーボンフットプリントが高い。冷やすことでさらに地球高温化が進む。それにより今大変なことに。生きづらい。ハンディファンじゃなくてうちわを使え。2022/08/06

げんさん

2
監修者・長谷川眞理子は言う。「気候変動の問題は、とかく政治的な立場の問題であるかのように論じられてきたきらいがある。しかし、地質学、気象学、生態学、人類学といった学問が真摯に取り組んできた結果を見れば、政治的立場が何であれ、私たちが文明とその将来について、再考せねばならないことは明らかだろう」2022/02/13

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