出版社内容情報
ホモ・サピエンスは、地球をどのように改変してきたのか?
人類誕生以降から現在までの地球環境改変の歴史をビジュアルで理解できる図説が登場。
本書の特徴
・新しい地質年代「人新世」(ルビ:アントロポセン)を、学問領域を越境して多くの写真と図解で平易に解説。
・人類誕生以降から現在までの地球環境改変の歴史、そしてこれから何かできるのかをビジュアルで理解できる。
・極端な異常気象、氷河の融解、死にゆく海、消えてなくならないプラスチック等、地球環境の危機も取り上げ、日々の暮らしにもたらす影響と課題を探る。
・動物、植物、微生物、山脈、海、湿地にも注目、人類を超えて地球全体への視界を広げる
《政治的立場が何であれ、私たちが、文明とその将来について、再考せねばならないことは明らかだろう。(…)これからの世界を変えていくのは若い世代の人々だ。多くの若い人たちに本書を手に取って欲しい。そして、世界を変える手だてを考えて欲しいと願う》――長谷川眞理子(本書「序文」より)
人新世(ひとしんせい、じんしんせいとも)
人類誕生後、先史時代から現在までの活動、とくに産業革命以後の活発な生産・開発・経済活動によって、地球はそれ以前の環境から急激に変貌した。そのため、最後の地質年代「完新世」のあとに「人新世」という区分が定義され、現在世界的な議論の的となっている。
内容説明
ホモ・サピエンスは、地球をどのように改変してきたのか?今世界的な議論の渦中にある新しい地質年代「人新世」を数多くの写真と図版で総合的に解説。
目次
1 前奏曲(人新世をめぐる議論;ディープタイムの認識 ほか)
2 人類が地球に及ぼす影響(絶滅と“エンドリング”の誕生;産業革命の時代へ ほか)
3 さまざまな現象(異常気象;火山の噴火 ほか)
4 希望はあるのか?(失われたチャンス;地球のエンジニアリング ほか)
著者等紹介
パルソン,ギスリ[パルソン,ギスリ] [P´alsson,G´isli]
1949年、アイスランド・ヴェストマン諸島生まれ。アイスランドの人類学者で、とくに環境問題と人権の関わりに取り組む。マンチェスター大学で博士号(社会人類学、ティム・インゴルドが主査)を取得。アイスランド大学で長らく研究と教育にあたる。現在は同大学名誉教授。英国王立人類学協会(RAI)名誉フェロー。2000年にローゼンスティール海洋科学賞を受賞
長谷川眞理子[ハワガワマリコ]
1952年、東京生まれ。総合研究大学院大学学長。専門は行動生態学、自然人類学。東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。イエール大学客員准教授、早稲田大学教授などを経て、現職
梅田智世[ウメダチセイ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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