アンゲラ・メルケル―東ドイツの物理学者がヨーロッパの母になるまで

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アンゲラ・メルケル―東ドイツの物理学者がヨーロッパの母になるまで

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  • サイズ 46判/ページ数 311p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784487814695
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0023

出版社内容情報

2021年9月、長きにわたりドイツならびにヨーロッパを導いてきた、ドイツ首相アンゲラ・メルケルがついに退任し、政界を引退する。
フランスの女性ジャーナリストが、メルケルの東ドイツでの生い立ちから、宗教的バックグラウンド、政党内での権力闘争、各国指導者との関係、移民問題、前アメリカ大統領トランプとの確執、COVID-19への対応、そして、首相退陣までを描く本格評伝。
フランス大統領エマニュエル・マクロンへのインタビューも緊急掲載。

内容説明

東西冷戦下の東ドイツで物理学者として出発し、その後、ドイツ政界の権力闘争を勝ち上がり、さらにヨーロッパの盟主として長きにわたり存在感を示し続けたアンゲラ・メルケル。信仰と科学、「女帝」と「母(Mutti)」、マキャベリズムとリゴリズム…、さまざまな側面が共存するその多面的な半生を、シモーヌ・ヴェイユ賞を受賞したフランス人ジャーナリストが、多くの関係者の証言とともに、圧巻の筆致で描いた本格評伝。

目次

メルケルは去っていく
アンゲラのエゴはどこに?
独特のライトブルー
故郷テンプリンとNATOの町ブリュッセル
ミス・カスナーからドクトル・メルケルへ
政治の世界へ
バルト海の修業
メルケルの小屋
ブロイエルさんのお茶の時間
シリアルキラー物語―蹴落とされた男たち
ガールズ・キャンプ
首相官邸の三人の女性たち
グローバル・ムッティ(お母さん)
メルケルと四人のフランス大統領
二〇一六年、annus(アヌス) horribilis(ホリビリス)(ひどい年)
最後のメルケル
マクロン語る
「幸福なドイツ」の首相
Tsch¨uss(バイバイ)メルケル

著者等紹介

ヴァン・ランテルゲム,マリオン[ヴァンランテルゲム,マリオン] [Van Renterghem,Marion]
1964年、パリ生まれ。ジャーナリスト、『ル・モンド』元記者。2018年、Angela Merkel,l’ovni politique(『アンゲラ・メルケル―政界に降り立ったUFO』2017年)でシモーヌ・ヴェイユ賞を受賞

清水珠代[シミズタマヨ]
翻訳家。上智大学文学部フランス文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

95
先行き不安な世界に一つの道標でもあったアンゲラ・メルケルが去り、ヨーロッパから支えが失われたかのようにプーチンの戦争が始まった。ここにきて、その存在を思うことが多くなったムッティ(ドイツのお母さん)の評伝である。牧師の娘で「カトリック社会の中のプロテスタント、保守主義者の中の離婚経験者、西側諸国の人々の中のオッシー(旧東ドイツ人)」のアンゲラは、独裁政権から慎重さを学び、物理学の学問によって、「仮説を立て、実験し、理論化する」ことを学び、政治の世界に入った。→2022/05/17

kan

34
東ドイツ出身で牧師の娘、と事あるごとに言われてきたメルケルの慎ましやかな言動、慎重な判断、戦略的知力と分析力をとらえた評伝で面白かった。16年の長期政権を存続させた強かさと柔軟さ、一貫した価値観による安定性を多角的な視点から明らかにしている。著者はメルケル退任に際し英Guardian紙に「ヨーロッパはmoral compassを失う」と書いたフランス人ジャーナリストで、ドイツ視点ではないのも興味深い。フランスとの連携やヨーロッパでのポジション、プーチンやアメリカ歴代大統領との駆け引きなども興味深く読んだ。2022/06/21

koji

32
「女帝」を読んで、もっと骨のある女性政治家を読みたいと思い、アンゲラ・メルケルにいきあたりました。メルケルと言えば1枚の写真が印象に残ります。2018年、G7カナダサミットでムスッとして腕組みして座るトランプ大統領に、テーブルに両手をついて抗議するメルケル。その回りの安部、マクロンら。これだけでもメルケルの性格は分かりますが、本書で書かれるメルケル像は複雑な生い立ちと抜群の頭の良さと一筋縄でいかない強かさ(マキャベリズムの権化?)が余すところなく書かれています。メルケルの好き嫌いは別にして、本書は良書です2022/01/03

イエローバード

23
久しぶりの一気読み。独首相を16年間務めたメルケルの評伝。35歳でベルリンの壁崩壊を目の当たりにした後、理系、女性、プロテスタントという三重苦をはねのけて政界での快進撃が始まり……。超優秀で強運の持ち主という逸話はもちろん、欧米の歴代リーダーたち(コールやブレア、シラク、ブッシュなど、懐かしい面々が出てきてほとんどエンタメです)としたたかに向き合う場面も楽しい。堪能な露語を駆使してプーチンとわたりあえたのはメルケルだけだったとか。彼女が去った直後にウクライナ侵攻が起きたのは当然だった由。ほんとに残念。2022/05/26

紙狸

20
原著(増補版)は2021年春に出て、訳書は9月刊行。著者はフランスの女性ジャーナリスト。近く退任するメルケル首相への心酔ぶりが第1章に出ていて、これは辟易するかと思ったが、得るところが結構あった。フランスや英国、米国の指導者がメルケルとどういうやりとりをしたか、という情報は新鮮だった。ブレア首相とは馬があったという。オバマ大統領からギリシャ救済問題を巡る議論で追い詰められ、メルケルは目に涙を浮かべたという。マクロン大統領は単独インタビューに応じてメルケルについて語った。2021/09/08

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