出版社内容情報
京都大学iPS細胞研究所 [所長・山中伸弥] 設立10周年記念出版
人類の運命を左右するiPS細胞
iPS細胞はいかに誕生し、
未来をどう変えていくのか
まだ見ぬ生命の謎を解き明かすため、
新たな治療法を世に送り出すため、
研究者の挑戦はつづく
内容説明
人類の運命を左右するiPS細胞。iPS細胞はいかに誕生し、未来をどう変えていくのか。まだ見ぬ生命の謎を解き明かすため、新たな治療法を世に送り出すため、研究者の挑戦はつづく。京都大学iPS細胞研究所(所長 山中伸弥)設立10周年記念出版。
目次
プロローグ iPS細胞前史
第1章 iPS細胞の誕生
第2章 再生医療とiPS細胞ストック
第3章 病気のしくみの解明と創薬
第4章 iPS細胞を使った基礎研究
第5章 iPS細胞技術を患者さんに届けるために
第6章 iPS細胞技術が社会に根付くために
第7章 CiRAの想い
第8章 特別座談会「iPS細胞の未来」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
28
知っているようで、実は、知らないことだらけのips細胞。改めて、その幅の広さと可能性に驚いた。そして、何より、そこに携わる人の素晴らしささ。さすが、山中先生!2020/08/05
犬養三千代
6
内容の濃いなおかつ解りやすい説明です。山中教授のウイングの広さそして執筆者や研究者の誠実さがよくわかります。オーダーメイド医療の功罪、倫理観の変遷。難しいのは「倫理」不変でも普遍でもないということがよく解りました。2020/08/29
Hiro
1
iPS細胞の研究所の広報による本であり、どんなことを考えながらiPS細胞の研究に取り組んでいるのかを知れたのが良い点です。実用化に向けた課題や競争など、論文だけではわからない事情を知ることができます。2022/11/19