出版社内容情報
スミソニアン協会とキュー王立植物園のダブル監修。圧倒的なビジュアルで植物界の全てがわかる図鑑が誕生。図版1500点以上収録。
内容説明
世界最大の博物館かつ自然史研究で名高いスミソニアン協会と、植物界の最高権威キュー王立植物園によるダブル監修!美しき植物の世界を圧倒的ビジュアルで表現した大図鑑。地中深くの根から天高く伸びる葉の先端まで、部位ごとのディテールと機能がリアルに理解できる。大迫力の写真のみならず美麗な博物画なども充実。
目次
植物界
根
茎と枝
葉
花
種子と果実
植物の科
著者等紹介
塚谷裕一[ツカヤヒロカズ]
植物学者、東京大学大学院理学系研究科教授・同附属植物園(小石川植物園)園長。1964年、神奈川県生まれ。1993年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所助教授などを経て現職。発生生物学を表看板としつつ、系統分類学、特に熱帯アジアの菌寄生植物の現地調査等を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アキ
88
大判での植物のアップの写真に圧倒される。スミソニアン・ガーデンとキュー王立植物園監修。こういった博物学的図譜は海外のものが優れている。近年DNA情報を元に系統関係が見直されつつある植物に関する芸術と科学の本であり、園芸の本でもある。生殖器である花、体を固定する根、主軸の茎、そこから分かれた枝、光合成と蒸散を行う葉、繁殖単位の種と食用にもなる果実。ボタニアルアートである草本誌と共に、狩野永徳「檜図屏風」、岩崎常正「本草図譜」、葛飾北斎の色木版画「菊」など日本のアートも紹介するビジュアル・サイエンスブック。2021/09/26
にがうり
13
ページを開いた瞬間、すごい! なにこの図鑑! 欲しい! で即買い。植物名を調べる図鑑というより、植物そのものを知るための図鑑。裏表紙の”植物学は「美」の科学である”というジョセフ・パクストン卿の言葉もしびれます。植物も、図鑑も、とにかく美しいのです。久しぶりに本に心を射抜かれました。2024/04/09
ぽっか
9
三浦しをんの『愛なき世界』を読んだ後モデルとなった研究室のHPを見てみたら、そこの先生がこの本を訳していることが紹介されていました。原著と迷って、でもこの先生の訳本が欲しいと思って、邦版をゲット。もう、すばらしい!ページをめくるだけでわくわく。写真も絵も色鮮やかでアーティスティックだし、最新の植物学の研究の知見がぎゅっと詰まってるし、芸術と植物の関係に関する記述も楽しい。ああ、いつか新型コロナが治まったら、キュー王立植物園に行きたいなあ。2020/10/05
Ryoichi Ito
7
植物の科学と芸術を楽しむ豪華な図鑑。しかし植物の名前を調べる本ではない。植物に関する芸術と科学を融合した,とうたっているとおり各ページの写真と絵がすばらしい。解説はあくまで科学的。植物の根,茎と枝,葉,花,種子と果実についての章の後,代表的な科について最新の基づく説明がある。定価5800円ととても高いので図書館で借りて読んだ。図書館はありがたい。原書は英国の出版だが,日本版は東京図書の出版。しかし,印刷・製本は中国らしい。それが残念だ。 2022/09/24
美幸
5
うっとり眺めて幸せ時間を満喫しました。この図鑑欲しいなぁ~。2021/10/04