出版社内容情報
世界の廃墟・遺跡にまつわる知られざる過去。人々はなぜその場を立ち去ったのか。場所の記憶たどる全60話。
内容説明
絶対に行きたい場所!絶対に行けない場所!全60話知られざる物語。
目次
ペトラ
マチュピチュ
イースター島
アニ
マンドゥ
ロス島
アムステルダム防塞線
カヤキョイ
ショナルガオン
セントキルダ〔ほか〕
著者等紹介
ハッパー,リチャード[ハッパー,リチャード] [Happer,Richard]
地理や旅行ガイドなど幅広い分野で多くの著作を手掛けてきた作家。エジンバラ在住でイギリスにて活動する。現在も小説の執筆などを行っている
渡邉研司[ワタナベケンジ]
東海大学工学部建築学科教授博士(工学)。専門は近現代建築史。研究の他に、建築物の保存・調査の活動も行う。世界の近代建築の保存・調査を行う団体の日本支部DOCOMOMOJapanの幹事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鷺@みんさー
49
良かった!日本の廃墟は、軍艦島と奈良ドリームランド(こっちは妙にピンポイントで笑った。好きだけど)の二つ。海外の遺跡や廃墟は知らないものが多く、表紙のポーランドの「ゲルスドルフ教会」は戦争によって廃墟となったが、左右対称の回廊と階段など、本当に美しい。ゴールドラッシュの後に人が去った場所、炭坑などが掘り終わった後、災害によって町ごと消えたゴーストタウン、伝染病の隔離島など、様々な理由で「人のいない建物、場所」が世界にある。この本を手掛かりに、ネットで更に調べてみたいと思った。2018/06/10
宇宙猫
28
★★★ 説明も分かりやすくて丁度いい分量だし、写真も綺麗で読み易かった。2017/11/29
蒼
21
砂に侵食され埋もれて行く建物、朽ち果てるに任せるレンガや石造りの建物、労力を尽くして作り上げた建築物は人間が退去したその時から崩壊が始まる。そこに込められた人々の情熱は瞬く間に消えさって風と雨と植物に覆い尽くされていく。何百年後、何千年後かに「遺跡」とし発掘されるときが来るのだろうか?2025/03/14
RX78
20
いい本見つけた!廃墟というから軍艦島のようなものばかりかと思っていたら、マチュピチュ、イースター島からアテネのオリンピック施設までバラエティにとんだ内容で面白かったです。巻頭のペトラ遺跡はもっと詳しく知りたくなりましたし、スターウォーズのロケ地がタトゥイーンとして出てきたのはスターウォーズファンとしてはたまりませんでした!読み込もう。2020/06/24
y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)
9
奈良ドリームランドまで載っている、素晴らしい本だ。2020/04/06