出版社内容情報
著者自選による決定版著作集、瞠目の第6弾! 徳川時代の上り坂の頂上で起きた一大事件、赤穂事件を描く歴史巨篇。著者自選による決定版著作集、瞠目の第6弾!
幕府開府から約100年を経た元禄時代。
華やかな貨幣経済が、社会をかえようとしていた。
武士や農民は疲弊し、大商人が勃興する。
赤穂では、藩財政の再建のため塩業改革に乗り出すが、
これが三州吉良の塩と競合し、「事件」の導火線となる。
経済の視座によって、徳川時代が上り坂の頂上に至った「峠の時代」を描き出す歴史巨篇。
堺屋 太一[サカイヤ タイチ]
内容説明
幕府開府から約100年を経た元禄時代。華やかな貨幣経済が、社会を変えようとしていた。武士や農民は疲弊し、大商人が勃興する。赤穂では、藩財政の再建のため塩業改革に乗り出すが、これが三州吉良の塩と競合し、「事件」の導火線となる。経済の視座によって「峠の時代」を描き出す歴史巨篇。
著者等紹介
堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。日本万国博覧会を企画、開催。沖縄海洋博覧会や「サンシャイン計画」を推進した。在職中の75年、作家デビュー。78年に退官し、執筆、講演、イベントプロデュースを行う。予測小説の分野を拓き、経済、文明評論、歴史小説など現在までに100作以上を執筆。1998年から2000年まで小渕恵三、森喜朗内閣で経済企画庁長官、2013年から安倍晋三内閣の内閣官房参与を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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