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内容説明
ABA(応用行動分析)は、自閉症の子どもたちの日常生活上のスキルの獲得や向上、不適応行動の改善の促進に非常に効果的な方法であることが、実証されてきています。日本でよく知られるTEACCHプログラムにも、ABAをはじめとする支援方法が組み込まれ、より効果的な実践がはかられてきています。著者は、自閉症のさまざまな療法や教育・指導法のなかでのABAの位置づけ、ABAの指導を進める上で必要な学習についての基礎理解とABAによるアプローチを解説し、家庭や教育現場でできる遊びのスキル向上、コミュニケーションの育み方、きょうだいとのかかわり、トイレット・トレーニングなどの具体的な方法について、はじめての方にもわかりやすいように紐解いています。
目次
第1章 自閉症スペクトラムとは何か
第2章 学習についての基礎理解と応用行動分析によるアプローチ
第3章 子どもの自由時間を構造化する
第4章 不適応行動への対応
第5章 日常生活スキル
第6章 コミュニケーションを育てる
第7章 きょうだいのかかわり
第8章 地域参加のために
著者等紹介
リッチマン,シーラ[リッチマン,シーラ] [Richman,Shira]
アメリカ合衆国ニューヨーク大学心理学修士課程修了。ニューヨーク在住の行動療法コンサルタント。自閉症スペクトラム障害の子どもたちに深くかかわり、応用行動分析(ABA)のプログラム開発や指導を行っている。数々の教育研究機関でスタッフの養成や評価を行い、公的に行動療法とその応用に関して保護者の指導に携わってきている
井上雅彦[イノウエマサヒコ]
1965年、山口県に生まれる。1992年、兵庫教育大学学校教育部附属障害児教育実践センター助手。1999年、同大学学校教育学部附属発達心理臨床研究センター発達障害心理臨床部門准教授。2008年、鳥取大学医学系研究科臨床心理学講座教授。臨床心理士、専門行動療法士、自閉症スペクトラム支援士エキスパート。専門は応用行動分析学、臨床心理学。大学にて自閉症児や発達障害を持つ子どもから成人までの教育相談を行うかたわら、保護者を対象とした家庭療育支援、きょうだい支援、学校支援、地域支援など本人を取り巻く様々な人々に対するサポート研究を行っている
奥田健次[オクダケンジ]
1972年、兵庫県に生まれる。兵庫教育大学大学院学校教育研究科障害児教育専攻修士課程修了。2005年、桜花学園大学人文学部准教授。臨床心理士、専門行動療法士。専門は応用行動分析学、発達臨床心理学。2012年に大学を退職して桜花学園大学大学院客員教授となり、長野県北佐久郡に行動コーチングアカデミーを開設。全国各地や海外の発達障害児をもつ家庭への出張相談を行いつつ、長野県に行動分析学に基づく私立幼稚園を設立準備中。1999年度「内山記念賞(日本行動療法学会)」、2003年度日本教育実践学会研究奨励賞、2008年、第4回日本行動分析学会学会賞(論文賞)受賞
テーラー幸恵[テーラーユキエ]
北海道に生まれる。フリーライターを経て、現在は翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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