出版社内容情報
10日間におよぶインド・ブッダ縁の地における瞑想の記録。随想から、涅槃、空、瞑想、そして宗教の目指すところまで一〇日間におよぶインド・ブッダ縁の地における小池龍之介の瞑想の記録。随想から、涅槃、空、瞑想、そして宗教の目指すところ まで――
小池 龍之介[コイケ リュウノスケ]
著・文・その他
内容説明
二〇一八年九月、法名を空朴と改め、月読寺住職と執筆等のすべての仕事を辞し、各地を放浪する路上生活の瞑想修行に入った著者・小池龍之介。彼がこの「解説の修業」へと旅立つ前に、瞑想をしながらインド・ブッダゆかりの地をめぐり、ブッダの教えの核心、涅槃、空、そして瞑想や宗教の目指すところに迫った、最後の書き下ろし。
著者等紹介
小池龍之介[コイケリュウノスケ]
1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。法名を、空朴と改める。神奈川県鎌倉市の月読寺にて自身の修行を続けながら、執筆活動、一般向けの坐禅指導を行なっていたが、2018年9月から、月読寺住職と執筆等のすべての仕事を辞して、路上生活の瞑想修行に入り、各地を放浪している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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SOHSA
31
《図書館本》著者が解脱直前を自覚して瞑想放浪に出た頃の著作。内容はその数年前に訪れたインドの旅行記・回顧録となっている。私自身、20代前半に縁あってインドのボンベイ(現ムンバイ)を訪れたことがあり、その当時の記憶・風景と相まってとても楽しく読むことができた。本書はインドへのガイドブック或いは旅行記として読むのも面白いし、また、著者である小池龍之介の心情に注目して読むのもまた面白い。その後、著者は解脱に失敗したとして還俗したとのことであるが、解脱を目指し瞑想放浪中の本も読んでみたい。2020/07/31
西
25
タイトルからして今の自分が求めるものにぴったりで、しかもインド紀行もので写真も多く、そして何より仏教について色々と教えてもらえるので面白かった。しかしながら、この本を読んでいる最中に、小池先生が解脱失敗の報を聞き、その告白を聞いて心を痛める。かなり真面目な先生なのだと思う。つらいと思うけど、その失敗したことを見つめなおして、本を書いてもらいたいなと思う。2019/03/19
みぃ
5
ブッタゆかりの地を瞑想をしながら巡っていく紀行。今までの著作のような、日常的なエピソードはあまり出てこない。ブッタの言葉と今の観光化、商業化された仏教界の乖離の解釈が面白かった。瞑想を通じて心の高みを目指している著者の心境が随所に出ていで突き抜けた世界観を感じた。ただし、自分の何代か前の前世がインドの僧だったという件には、小池フアンの私でも、ちょっと引いてしまいました。2019/03/16
てぃうり
3
全てを手放して解脱?えー!と思って調べたら解脱失敗とは。著者のこれからの人生に幸あれ!2019/06/21
Hiroshi
3
著者はスピリチュアルな要素がある。しかし、本文には目立たない。人間は自然の一部で、自分がどうしようもすることが出来ない部分があるから「すべきを捨てる」。2019/04/06
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