隠居志願

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隠居志願

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  • サイズ A5判/ページ数 185p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784487806423
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

急な階段にも、名前忘れにも、デパートの美人店員にも負けない隠居生活志願。

目次

男が階段を下りるとき
隠居志願
夢を見て笑う
料理のできるうちが花
枯れ木の目算
朝の足跡
カメムシ箱
真夜中の時間
空想の情景
ミモザ〔ほか〕

著者等紹介

玉村豊男[タマムラトヨオ]
1945年10月8日、日本画家・玉村方久斗の末子として東京都杉並区に生まれる。桃井第三小学校、荻窪中学校、都立西高校を経て東京大学文学部へ。フランス文学科在籍中にサンケイスカラシップ海外奨学金を得て、1968年9月フランス・パリ大学言語学研究所に留学。欧州各地を放浪、中東・東南アジア諸国を周遊して1970年に帰国。国内旅行ガイド、海外旅行コンダクター、通訳、翻訳業を経て1972年より文筆業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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もりくに

17
年に1,2回、長野県東御市の山の中の「ヴィラデスト」というレストランに行く。玉村豊男さんがオーナー。おいしい料理と素敵なロケーション。売店でサイン本を購入。文庫本もあったが、彼の素晴らしい花の絵があるので、単行本を。65歳の時に依頼された1年間のエッセイ。そこで「隠居志願」。山の中での生活のあれこれが淡々と、ユーモアを持って描かれる。例えば、若いスタッフに言葉が通じない話。「よもやま話」なんですかなどと言われ、「がっつり食べる」などの若者言葉を使ってしまう自分を、動作の鈍いせっかちな老人というユーモア。2016/10/25

ドナルド@灯れ松明の火

12
久しぶりに出版された玉村さんのエッセイ。昨年1年間の時事通信経由各新聞社への、水彩画を付けたエッセイ連載集。相変わらずの玉村エッセイで、タイトル通り隠居を目指した達観すら感じられ、面白く読めるのだが、さらに各エッセイに添えられた水彩画が堪らない。それぞれ数万円はする絵が各エッセイにカラー印刷で見られるのだからまさに眼福である。昨年の東北震災の後のエッセイが鋭い。2012/07/29

ひよ亭

10
隠居にはまだ早いけれど 隠居したら 筋トレいいかも。そして趣味三昧で暮らしたい。季節の花の絵がお見事でした。2019/02/26

志村真幸

1
 2010-11年に共同通信から各地新聞に連載されたエッセイを一冊にまとめたもの。  「隠居」がテーマとなっており、みずからの育ててきた農場を若者へ受け継ぐこととか、髪の毛が少なくなったときの床屋の選び方、腰痛、いつまでもせっかちが治らないことなど、いかにもといった話から愉快な話まで、いろいろと詰め込まれている。  昔からの玉村ファンには、ちょっと悲しくなるような本だが、年をとるとはこういうことなのだろう。  毎回、イラストも担当し、すべてカラーで収録されているのが嬉しい。季節の野菜、花、果物など。 2018/03/10

gojimoto

1
この本を読んで思ったのは「私って隠居志願だったんだ」という事でした。 緻密なイラストと読み心地のいいエッセイですこし力が出てきました。 いつかはするぞ。隠居。それがいつになるかは謎ですが(^^) 少しだけヘッセの庭仕事の愉しみを思い出しました。2014/12/31

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