図解臨床ガイド トラウマと解離症状の治療―ＥＭＤＲを活用した新しい自我状態療法

ポールセン，サンドラ【著・イラスト】〈Ｐａｕｌｓｅｎ，Ｓａｎｄｒａ〉/新井 陽子/岡田 太陽【監修】/黒川 由美【訳】

東京書籍（2012/03発売）

• サイズ A4判／ページ数 286p／高さ 28cm
• 商品コード 9784487805297
• NDC分類 146.8
• Cコード C0047

内容説明

解離症状に対する“構造化されたアセスメントと治療の手順”を紹介。臨床家と治療を希望される方のためにイラストを多用し、平易に解説する。

目次

第１章　導入と概略
第２章　アセスメント
第３章　封じ込めと安定化
第４章　トラウマ記憶へのアクセス
第５章　除反応による結合
第６章　スキルの構築と強化
第７章　統合
第８章　フォローアップ
第９章　結び

著者等紹介

ポールセン，サンドラ［ポールセン，サンドラ］［Ｐａｕｌｓｅｎ，Ｓａｎｄｒａ］
アメリカ合衆国ワシントン州在住の臨床心理学博士。国際トラウマ解離研究学会会員。国際ＥＭＤＲ学会（ＥＭＤＲＩＡ）公認のＥＭＤＲのコンサルタント。ＥＭＤＲと自我状態療法を合わせた治療法を開発し、トラウマケアおよび解離性障害の治療の第一人者として、全米各地で講演や執筆ならびに相談活動を行っている。ワシントン州ベインブリッジ・アイランドに「ベインブリッジ統合的心理学協会」を共同設立し、そこでは主として、最先端のＥＭＤＲ療法・自我状態療法・ソマティック・サイコセラピーに、ネイティブアメリカンなどの古来のヒーリング法をとりいれた治療法を提案している

新井陽子［アライヨウコ］
臨床心理士。東京都府中市教育センター教育心理相談員。兵庫教育大学大学院学校教育研究科修了。２００４‐０５年度カナダ・アメリカ合衆国ロータリー財団研究グループ交換プログラム派遣生、２００９‐１０年度アメリカ合衆国ノースダコタ留学ロータリー財団国際親善奨学生を経て現在に至る。日本ＥＭＤＲ学会Ｊａｐａｎ　ＥＭＤＲ‐ＨＡＰ委員。ＦＯＵＲ　ＷＩＮＤＳ乳幼児精神保健学会編集委員・監事

岡田太陽［オカダタイヨウ］
東京都品川区教育相談センター教育心理相談員。兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科（博士課程）在学。都立両国高等学校附属中学校などで柔道の指導も行っている

黒川由美［クロカワユミ］
翻訳家。津田塾大学英文学科卒。英国オックスフォード留学後、企業専属で通訳業にたずさわる。さらに、外国映画および海外テレビ番組の映像翻訳などを経て、現在は文芸翻訳に専念（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ひろか]

解離性障害、ＥＭＤＲ，自我状態療法と文字だけみると難解そうだが、解離性障害の治療のベースとなるような考え方がぎっしり。著者の挿絵がふんだんに使われているが、視覚的に、イメージ的に理解する上で非常にわかりやすい

2012/04/01

[つかさ]

色々な用語が出てくるので最初はちょっと取っつきにくかったが、EMDRの応用で出てくるような内容が事例を通して書かれてあるのでとても興味深かった。基本的にDIDの患者をメインにしているので、解離やEMDRの知識がないと全く意味がわからない本だと思う。

2017/01/12

[くままー]

EMDRの知識がベースにない状態で読むと、非常に難しく、理解が追いつきません…。でも、イラストが入っているので、理解の手助けにはなってくれます。乖離症状の理解にとても役立ちます。

2014/07/18

[かくのぉん]

結局EMDRを理解いていないと半分もわからないことを理解しました。イラスト可愛いです。

2013/09/26

[klopfer]

2回目の通読。安定化のプロセスの重要性を学べる本。

2022/08/09