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内容説明
自閉症スペクトラムの子どもたちが切実に困っている感覚過敏性や不器用など、感覚と運動の問題に対して日常生活でできる工夫があることを、わが国最高の支援者の一人である岩永先生がわかりやすく伝えてくれています。本当に必要な支援の仕方がここにあります。
目次
感覚処理とは
自閉症スペクトラム児の感覚調整障害
自閉症スペクトラム児の感覚識別機能の問題
自閉症スペクトラム児の運動面の問題
感覚・運動面のアセスメント
感覚処理障害のアセスメントから支援計画までの流れ
感覚識別の問題と姿勢運動・プラクシスの問題に対する感覚統合療法
感覚調整障害に対する訓練室でのアプローチ
感覚調整障害のある人の生活支援
感覚統合療法の効果
体性感覚刺激を使ったコミュニケーション指導
身体への感覚刺激を好子(正の強化子)として用いる
特別支援教育における感覚処理障害への理解と対応
学校の中での感覚統合指導
医療行為における感覚面への配慮―歯科治療における配慮
著者等紹介
岩永竜一郎[イワナガリョウイチロウ]
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻理学・作業療法学講座准教授、医学博士、作業療法士、感覚統合学会理事、特別支援教育士スーパーバイザーほか、長崎県内外のさまざまな委員を兼任。アスペルガー症候群の息子がおり、長崎県自閉症協会高機能部部長としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Manabu Miyoshi
2
ASDというとコミュニケーションの問題ばかりが取り上げられがちであるが,感覚・運動面での特異性もASDの人の生きづらさに大きく寄与している。本書はこの感覚・運動面に着目し,そのメカニズムと介入方法を丁寧に解説している。きちんとASDの人の目線に立って書かれており,時々見かける「当てはめ型」のマニュアルとは一線を画しているところが個人的に評価したいところ。本書を通じて多くの人にASDの感覚・運動面の特異性を理解してもらえたら僕としても非常に嬉しい。とくに学校の先生などに読んで欲しい一冊。まごうことなき良著。2014/05/05
言いたい放題
0
図書館にない2022/05/29