内容説明
ソクラテス、ニーチェ、ウィトゲンシュタインから、フーコー、ドゥルーズ、デリダまで、19人の哲学者の思想・人生のエッセンスを、現代に生きるリアルな問いに置き換え、今を生きぬいていく方法を学ぶ。
目次
哲学の出発点
近代西洋社会を支えた哲学
世界を揺るがした哲学
哲学の再構築
哲学の反転
現代(戦後)の哲学
21世紀哲学(ポスト構造主義)
著者等紹介
瀧本往人[タキモトユキト]
1963年、北海道生まれ。信州大学大学院人文科学研究科修了(地域文化・比較哲学専攻)の後、同大学院工学系研究科(博士課程後期)で地域社会論・環境哲学を専攻。現在、國學院大學・神奈川県立保健福祉大学非常勤講師、PCセキュリティソフト会社G DATA Software株式会社執行役員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりこ
1
哲学への詩的な導入があり、社会への疑問や葛藤へのを抱える高校生にも読みやすいと思う。哲学者の人となりも記してあり、まるで知り合いの意見を聞くような感じで読める。哲学を知らない人でも身近に感じられる。一般化してわかりやすいが、少し哲学的な世界の表現に欠けてものたりない気もする。インデックスとして使いたい。2011/04/07
あんり
0
わかりやすかった。各哲学者の思想を今風にいうとどうなるのかが 【街のちょっとした声】として初めに載っていてイメージが掴みやすかった2016/03/09
コミュ力0
0
「史上最強の哲学入門」の後に読んだので、結構すんなりと読めた。と言っても、後半のデリダやドゥルーズあたりは難しかったが。フーコーの項での「私たちの未来が明確な輪郭を持つことができないのは、そもそも、未来のイメージが社会の側にないからである。(中略)そう、未来を変えるとは、過去への悔い、反省のさなかに現れる問いなのだ。」というくだりがけっこう心に響いた。2015/08/08
マトリョーシカ
0
人々が疑問に思うことに応える形で19人の哲学者の生き方、哲学をざっくり紹介するといった形。2013/09/17
ゆぱたうるす
0
哲学の世界の流れを19人の哲学者を通して体感する本。未熟者の私は居眠りしながら何とか読み通したというかページをめくったというか。(^_^;) すみません。一度だけではなく再読するといいのだろうな。ちょっと時間をおいてまたそういう気持ちになったときに、図書館で借りてみよう。2012/01/09