内容説明
ひとりと…ひとり、国はちがうけれど、ことばはちがうけれど、いま、おなじ地球の上に生きている。ふたりはどこかで出会うだろうか、ふたりはいつか友だちになれるだろうか、おなじ星のうえで。
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
詩人
谷本美加[タニモトミカ]
写真家。第2回国境なき医師団(MSF)フャトジャーナリスト賞受賞
塚本やすし[ツカモトヤスシ]
イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
25
インドの少女ラマデビの生活が写真なのに、どうして日本人の春佳の生活がイラストなの? どうしてラマデビと春佳なの? 極端な貧富の差に辛くなってきたところで、二人がTシャツで結びついていることで理解しました。 インド綿の中には、このような事情が隠されているのですね。 イラストは後ろめたさのなせる技だったのでしょうか。 自分の生活が、知らないところで、人の貧困の上に成り立っていると思うと、少し嫌な気分にもなりますが、現実を知ることも大切だと思い直しました。2021/08/26
る*る*る
15
研修のため、私が選んだ『国際理解』本。2015/10/15
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
読書会【気になった本の持ち寄り】自分記録用 『あなたもブックトーク 第1章学校でブックトーク テーマ 平和ってなあに?』小学校6年生が秋に広島に修学旅行に行くので事前学習の1つとして。『コアホウドリはかぜとともだち』→『風にのれ!アホウドリ』→『ひとしずくの水』→『マイナス50℃の世界』→『ふたり☆おなじ星のうえで』→『壁のむこうの街』→『鎮魂のチェルノブイリ』→『ナージャ希望の村』→『ピース・ブック』2016/03/15
ネジとサビ
9
見開きページの左手にインドの女の子が写真で、日本の女の子は右側にイラストで紹介されていき、ページをめくるたびにそれぞれの家族や生活が比較されていく。イラストというのは実に不思議だ。名前もお父さんの仕事も書かれているのに、イラストで表現されることにより一般化されていく。まるでかけ離れたように思える二人が最後に繋がっていく描かれ方も見事。2021/04/26
遠い日
9
ラマデビと春佳。インドと日本。同い年のふたりの暮らしぶりのあまりの違いに、そして、繋がるところが「Tシャツ」であるところに、言いようのないギャップを感じる。労働と消費。一枚のTシャツの、表裏。2019/09/30
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