ヘヴンリーハウス 20世紀名作住宅をめぐる旅
ヘヴンリーハウス―20世紀名作住宅をめぐる旅〈4〉マイレア邸/アルヴァー・アールト

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  • サイズ B5判/ページ数 155p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784487800957
  • NDC分類 527
  • Cコード C0052

目次

第1章 マイレア邸―コラージュからハイブリッドへ(アールト、そしてマイレア邸との出会い;フィンランドという国;マイレア邸のクライアント―マイレ&ハリー・グリクセン ほか)
第2章 建築家アルヴァー・アールト(アールトが師事した建築家たち;北欧古典主義の時代;ユヴァスキュラの労働者会館 ほか)
資料編(アルヴァー・アールトをもっと知るための文献案内;アルヴァー・アールト年表;MAPマイレア邸の歩き方;アルヴァー・アールトポートレイト)
ヘヴンリーハウス―20世紀名作住宅をめぐる旅 シリーズ共通付録(20世紀建築家の流れ;世界名作住宅地図;世界名作住宅年表)

著者等紹介

松本淳[マツモトジュン]
1974年横浜市生まれ。建築家。東京工業大学、慶應義塾大学、芝浦工業大学、明星大学非常勤講師。東京工業大学工学部建築学科卒業、同大学院理工学研究科建築学専攻進学後、1997年から1998年にヘルシンキ工科大学留学。修士論文「アルヴァー・アールトの規格住宅における『標準』概念の表出」で2000年日本建築学会優秀修士論文賞受賞。東京工業大学大学院博士課程在籍後、2004年から2009年まで慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科助教(同大学坂茂研究室助教)。2000年から2006年までキタガワ+マツモトスタジオ「km2」主宰、2006年から2009年までフレームデザイン株式会社にて建築設計を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nbhd

15
フィンランドのすてきな邸宅を見れば見るほど、最近知った日本の建築家・篠原一男の「すまいというのは広ければ広いほどよい」という言葉がつよく響いてくる。シンプルな言葉だけど、建築本を読んでいると「まぁそうだよなぁ」と響き直すことしばしば。広さが可能にする建築や空間があって、東京あたりでは、お金持ちでないかぎり、それはかなりむずかしい。ってことだから、限られた空間を広く見せる建築家が台頭したり、狭くてもインテリアで空間を「わたし化」したり、といった状況になっている。「すまいというのは広ければ広いほどよい」なぁ。2017/09/27

RingWondeRing

0
p054 「人間の住む住宅はいつでも変わりゆく自然の形態に基づくべきであり、規格化は科学・技術に基づくのではなく、自然に基づくべきだ」ごもっとも。何となく「良いな」と思っていたアールト。この本一冊でわかった気になる。用語解説も充実、巻末の「20世紀建築家の流れ」も面白い。Artekの家具って日本の家を北欧モダン風にするというか両者を馴染ませるのによさそうと思ってたら、マイレア邸には日本の建築の影響を受けた部分があるもんな。本家がやってるんだから、日本の家にArtekは馴染むに決まってるかあ、と妙に納得。2015/05/26

アキヅキ

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マイレア邸を中心にアールトの住宅について掘り下げた一冊。 本著では、引き算から足し算へのデザイン転換期の作品としてマイレア邸を位置付けている。 A・Aシステム(規格化住宅)の記載が興味深かった。

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