ガット・カフェ―チェロと音楽をめぐる対話

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487800162
  • NDC分類 763.44
  • Cコード C0073

内容説明

公開レッスンの形から始まり自由に対話しながらチェロ音楽を究める「ガット・カフェ」。その厳しくも音楽の深奥に浸る至福と愉楽のひと時を、芳醇な文章で再現するエッセイ集。

目次

第1章 チェロ音楽の一世紀(ヴィオロンチェロの事始め、ガブリエッリ;ガブリエッリからバッハへ;バロック・ソナタの今・昔?;ヴィヴァルディのソナタは子供向け?;ボッケリーニの音楽―The Great Clock Shop;デュオ・ソナタの時代、ベートーヴェン)
第2章 ハイドンとOLC(旗揚げ;“Menu d´egustation”(第43番、C・P・E・バッハ『弦楽シンフォニア』、モーツァルト第29番)
オーケストラの自己紹介(第6番『朝』、第7番『昼』、第8番『晩』) ほか)
第3章 コウボウの筆(コウボウの筆;筆は選ぶべし;弦の話をちょっと ほか)

著者等紹介

鈴木秀美[スズキヒデミ]
神戸生まれ。チェロを故井上頼豊、安田謙一郎ほか諸氏に、指揮を尾高忠明、秋山和慶の各氏に師事。第48回音楽コンクール第1位、第27回海外派遣コンクール特別表彰。村松賞大賞受賞。84年、デン・ハーグ王立音楽院に留学、アンナー・ビルスマ氏に師事し、86年にパリで行われた第1回バロック・チェロ・コンクールで第1位。98年レコード・アカデミー賞受賞。85年から93年までの間、「18世紀オーケストラ」に在籍。86年から2001年まで「ラ・プティット・バンド」のメンバー、92年からは首席奏者。鈴木雅明の主宰する「バッハ・コレギウム・ジャパン」では創立以来首席チェロ奏者を務めている。94年に新設されたブリュッセル王立音楽院バロック・チェロ科に教授として招聘され、2000年まで務めた。東京芸術大学古楽科非常勤講師。ポーランドのオリジナル楽器オーケストラ「アルテ・ディ・スォナトーリ」の首席客演指揮者も務める。2002年より古典派を専門とするオーケストラ「リベラ・クラシカ」を主宰。TDKコアに新設された自身のレーベル“アルテ・デラルコ”から、ソロや室内楽も含むCDを続々とリリースする
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感想・レビュー

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np

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親愛なる音楽ノート(ぱら読)。記されているのはチェロ、バッハ、“ご馳走”ハイドンについても「第一ヴァイオリンだけでとても静かに始まる《朝》の冒頭は、いかにもこれから朝日が昇ってくる一日の始まりを思わせるが、その序奏に続くアレグロは、管楽器達が一人ずつこちらを向いて手を振っているような音型が登場する。スコアを読んでいるだけでも思わず微笑んでしまいそうなものである。…ハイドンは習作的な初期の作品を経て後期のマスター・ワークスへ進歩したのではなく、初期は初期で違う味わい、これらもまた素晴らしい作品なのである」。2009/03/24

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