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闇に消える美術品―国際的窃盗団・文化財荒らし・ブラックマーケット

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487798056
  • NDC分類 707.9
  • Cコード C0098

内容説明

グラン・パレから盗まれ、無残に焼かれたスーラのデッサン、フランス各地のシャトー(城館)を荒らす泥棒たち、西アフリカ、ペルー、アフガニスタンの貴重な文化財の盗掘と破壊、美を奪う者、金づるとしか見ない者、密輸・隠匿する者など美術品市場を汚染するさまざまな犯罪を世界各地の現場に追った、フランス「ル・モンド」紙の敏腕記者による、渾身の告発レポート。

目次

「辻馬車の馭者」はどこへ消えた
盗品隠匿人たちの大舞踏会―フランス…オランダ…ベルギー
ルーヴルのミステリー―フランス
シャトーに伸びる黒い手―フランス
アマチュアの失敗―ローマ…ニース…パリ
「将軍」の死―アイルランド
密売人、悔恨の告白―キプロス
アフリカの巨大マーケット―マリ…トーゴ…ニジェール…ナイジェリア
ワルテルとワッケロス―ペルー
香港、この巨大な倉庫―中国〔ほか〕

著者等紹介

ルー,エマニュエル・ド[ルー,エマニュエルド][Roux,Emmanuel de]
1944年生まれ。「マガジーヌ・リテレール」「レクスプレス」等数社の雑誌社を経て、1986年、フランスの日刊紙「ル・モンド」社に入社、文化欄担当記者として現在に至る

パランゴー,ロラン=ピエール[パランゴー,ロランピエール][Paringaux,Roland‐Pierre]
1941年生まれ。1976年、「ル・モンド」社に入社。2000年、退社。1976‐80年、東南アジア特派員。1980‐85年、日本特派員として東京に滞在。現在は「ル・モンド・ディプロマティック」紙にルポルタージュを執筆

菊池丘[キクチタカシ]
1933年、東京に生まれる。1959年、早稲田大学文学部フランス文学科卒業。エールフランスに入社。1993年退社後、同社機内誌「BON VOYAGE」の編集・発行にあたる。1995年、フランス政府より「芸術・文芸」勲章を受章
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よう

9
図書館本。読み終わるまで長かった。2021/03/01

takao

1
ふむ2021/07/15

ゆい

1
美術品や伝統建築が暴徒によって壊される光景、テロリズムの一種だと思っていて 痛々しくて見ていられないからこそ知ってみたくて読んでみた。破壊すらも芸術ならばそれはそうだし、日の目を見ることなく知られる以前に壊されていた盗まれていたものもあるわけで、素人の美術を見る目なんて非常に脆いものだよなあ、と。しかしなんであんな大きな絵画を盗めるの??2018/03/25

ギマ

0
数年前にイギリスで大流行した金貨探し、その頃に「世界ではこんなお宝が!」と、テレビ番組で紹介してた。東南アジアで、畑を軍に接収された人の話があったけど、その前に近隣住民に畑は蹂躙されてた。宗教戦争のような偶像破壊の実際、多面的に捉えなきゃーなんだけど、けどー2017/09/18

左近

0
美術品の盗難や遺跡の盗掘、数多くの実例が紹介されている。ユニセフが公式声明で、かの有名なメトロポリタン美術館を「不正な売買で美術品を取得している」と非難するなど、闇は深い。こうして表に出てきたのは、ほんの氷山の一角で、その影にどれだけの犯罪が隠されているのか、気が遠くなりそうだ。発展途上国では、発掘品の歴史的文化的価値を知らない貧しい人々が、目先の金銭に釣られてブラック・マーケットの手先となってしまう。時には国ぐるみで、というケースも。歴史好きの一人として、史跡破壊にも胸が痛む。2012/01/12

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