アスペルガー的人生

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487797233
  • NDC分類 936
  • Cコード C0037

内容説明

大人になるまで知らずに『探索』し続けたアスペルガー症候群の半生。当事者、配偶者、家族、友人、教育関係者、雇用主、医療・療育関係者必携。

目次

1 幼少の頃
2 ティーン時代
3 大学時代
4 社会に出て
5 理解者を得て
6 わが子を育てながら
7 ASと知って
ハウツー編(まわりの人に自分の困難さやニーズをどう伝えるか;大学での生き残り術;職業の選択と責任;日常生活の雑事を混乱せずにこなすには;感覚にまつわる問題に対処するには;ASではない援助者たちに知っておいてほしいこと;用語解説;役に立つ情報源・書籍)

著者等紹介

ウィリー,リアン・ホリデー[ウィリー,リアンホリデー][Willey,Liane Holliday]
アメリカ、ミズーリ州カークウッド生まれ。ミシガン州在住。三女の母。教育学博士。心理言語学および学習様式の相違を研究するかたわら活発な執筆・講演活動もしている。末娘の診断を通じて、自身もアスペルガー症候群であることを知る。理解ある夫と家族に支えられて日々を送る

ニキリンコ[ニキリンコ]
1965年生まれ。大阪市出身。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

naoっぴ

66
アスペルガー症候群(AS)の女性リアンの自伝。ASの人の感覚を知りたくて読んだが、捲る手がとまらず一気読み。わがままと見られた幼少期から変わり者の10代、困難を極めていく大学〜社会人時代、その後結婚し自分と似たような子を持つことでようやく自分がASと気づくまでがつづられていく。自分は人と違うのではないかとの違和感、普通に見えるようにしなければという切実な努力、数えきれないほどの失敗。どこか「コンビニ人間」を思い出す。人並みとは、自分らしさとは。様々なことを考えさせられた。2019/03/31

seraphim

9
三女の母で、末娘がアスペルガー症候群だと診断を受け、それにより、自身もアスペルガー症候群だと気づいた、著者の自伝。アスペルガー症候群の人がどのように感じ、どんな障がいを持つのかが、手に取るように分かる。自身の経験から、アスペルガー症候群の人達がどのように生活すれば良いのか、どのような仕事につけば良いのか、アスペルガー症候群の周囲の人がどのように支援したらよいかなど、ハウツー編もついている。アスペルガー症候群の人達を理解するためのヒントが、たくさんある本だった。2012/09/08

さき

7
★6: 担当医のオススメ。著者は自身の娘さんの診断を通じて、自身もアスペルガー症候群(AS)であることを知ったという。ASは広義の自閉症(自閉症スペクトラム)に含まれると考えており、従来から知られていた自閉症と同様に生まれつきの障害である。ところが、子供の時に言葉の発達に目立った遅れがないことが多く、「周囲の子に比べちょっと変わった子供」という認識しかされないことが多い。著者と同様に、この私がまさにそうだった。 続く↓  2016/08/01

DRYM_8

5
幼少期よりも18歳以降成人としての生活や、子を産み育てる側に回ったときのことが詳しくかかれてる。ハウツーもある。2010/09/10

yos

5
ASに由来する困難はたくさんあっても、自分らしさを失わず幸せな生活を営むことは可能だと力強く説く。幸せに生きることは人間の権利である。何かができないからといって、悪いわけではない。みんなと同じ方法ではできないのかもしれない。特別な援助が必要なのかもしれない。リアンは良き伴侶を得、自分に自信を持って、充実した人生を過ごしている。特別なニーズを必要とする人たちのために、彼女の経験から導き出された貴重な提言が、ハウツー編として巻末に載っている。ASにとっても、ASではない援助者たちにとっても具体的でわかりやすい2008/12/21

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