ウェザー・ファクター―気象は歴史をどう変えたか

ドゥルシュミート，エリック【著】〈Ｄｕｒｓｃｈｍｉｅｄ，Ｅｒｉｋ〉/高橋 則明【訳】

東京書籍（2002/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 370p／高さ 20cm
• 商品コード 9784487796670
• NDC分類 209
• Cコード C0098

出版社内容情報

元寇、モスクワ遠征、バルジ大作戦ほか気象が決した戦争の行方を小説のように語るノンフィクション。

内容説明

突然の嵐、死に至る酷寒、一瞬の晴れ間、その時何が？嵐、雨、霧、寒さ、雲など「気象要因」が勝敗を決した！歴史上無数の戦闘のなかで、勝利の基本条件が天候頼みだった、あるいは、気まぐれな天候のために形勢が逆転した例は数多い。筋金入りの元従軍記者が、ローマ軍団、元寇からヴェトナム戦争まで、戦闘における「ウェザー・ファクター」（気象要因）を古今東西から選び、歴史背景や指揮官の心理など、小説のように生き生きと語るノンフィクション。世界３２か国で出版されたベストセラー『ヒンジ・ファクター』の姉妹編。

目次

聖書は語る―ノアの箱舟
ウァルス軍団の壊滅―ローマ帝国への反逆、トイトブルクの戦い
神風―元寇
パリに雨が降った夜―フランス革命、テルミドールの反動
氷に閉ざされた艦隊―オランダ艦隊、氷に捕獲される
勇者テカムセ―北米インディアン、テムズ川の戦い
ふたつの橋を渡って―ナポレオンのモスクワ侵攻作戦
ジャガイモ大飢饉―アイルランドの悲劇
白い死―第一次世界大戦、アルプスの山をめぐる攻防
凍りついたドイツ機甲師団―ヒトラーのモスクワ侵攻失敗〔ほか〕

著者等紹介

ドゥルシュミート，エリック［ドゥルシュミート，エリック］［Ｄｕｒｓｃｈｍｉｅｄ，Ｅｒｉｋ］
１９３０年、オーストリアのウィーンに生まれる。第２次世界大戦後、カナダに移住。ＢＢＣやＣＢＳの戦争特派員としてヴェトナムをはじめ中東、アイルランド、チリ、キューバ、アフガニスタンで取材、現在はフランスに住む

高橋則明［タカハシノリアキ］
１９６０年、東京都生まれ。立教大学法学部卒業。ノンフィクションを中心に翻訳を手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[たぬき]

なんか コネタ集という感じでありますよ

2014/03/31

[キャベ]

天候は歴史をどう変えたか。 日本では元寇の際の神風が有名だけど、WW2においても神風が米軍に損害を与えていたなんて知らなかった。 バルジの戦いでは、悪天候で連合軍の飛行機が飛べない日々をついて、制空権を喪失していたドイツ軍が息を吹き返している。 なかなか面白いネタが多かった。