出版社内容情報
いま,クラシック界でさまざまな問題を提起し続けているムーヴメント,古楽・古楽器をめぐる内外の演奏者たちとの刺激的対話を通して,〈進化〉する古楽を知る。
内容説明
クラシック音楽の世界で、古楽の人気が高まっている。その昔、「作曲家はどんな音を聞いていたのか。当時はどんな楽器が使われていたのか」という一部の学者や演奏家の好奇心からスタートした古楽。今やオーセンティシティ(正当性)ばかりを追い求めるのではなく、高い芸術性や、よりよい響きを追求した結果、古楽に行き着いた、という演奏家も数多い。今や世界的に活躍する優れた日本人演奏家もつぎつぎに登場している。彼らとのインタビューを通じて、日日「進化」する古楽の魅力と可能性を探っていこう。
目次
バロックヴァイオリン―中山裕一
寺神戸亮―バロックヴァイオリン
シギスヴァルト・クイケン―バロックヴァイオリン
サイモン・スタンデイジ―バロックヴァイオリン
ファビオ・ビオンディ―バロックヴァイオリン
坪井一宏―バロックヴィオラ
バロックチェロ―上塚憲一
鈴木秀美―バロックチェロ
バロックオーボエ―槇和美
マルク・エコシャール―オーボエ
著者等紹介
寺西肇[テラニシハジメ]
1965年、神戸市生まれ。5歳よりヴァイオリンを始め、同志社大学文学部在学中にオーケストラ活動を開始。88年に産経新聞社に入社、奈良支局、社会部などを経て産経新聞大阪本社文化部記者。この間、アマチュア・オーケストラのコンサートマスターなどを経験。97年よりバロックヴァイオリンに転向
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