出版社内容情報
デビューから10年。ファンタジーの先端を走り続けるひかわ玲子がファンタジーの楽しみ方から創作の秘密までを解き明かす,書下ろしファンタジー論決定版。金蓮花氏らとの対談併録。
内容説明
ファンタジーってこんなに面白い!デビューから10年。ファンタジーの先端を走り続けるひかわ玲子が、ファンタジーの楽しみ方から創作の秘密までを解き明かす、書下ろしファンタジー論決定版。ファンタジーの魅力に迫るオリジナル対談を併録。
目次
ファンタジーとわたし
物語原型とファンタジー―ファンタジーの作り方
対談1―神話とファンタジー(豊田有恒)
ファンタジー用語の基礎知識―ジャンル・ファンタジーの成り立ち
異国趣味とファンタジー
対談2―異文化とファンタジー(金蓮花)
社会の鏡としてのファンタジー―エターナル・チャンピオンとわたし
対談3―海外ファンタジーの影響(小沢淳)
大衆文化としてのファンタジー―漫画・少女小説・ジュヴナイル
対談4―和製ファンタジーの本質(前田珠子)
主張する文化・参加する文化―現代の、浮遊した文化としてのファンタジー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takayuki Oohashi
9
袖崎さんのレビューで興味が出て、図書館から借りて読みました。ひかわさんは「百星聖戦紀」の一巻を読んで、耽美的な作風と思ったことがあります。自分がどんなに西欧風のファンタジーを書いても、その背景的な部分で日本的な土壌のものが滲み出て(例えば輪廻転生)、その風土に根差した作品になってしまう、という論に惹かれました。僕も北欧神話をベースにしたSSを書いていますが、輪廻転生の要素を書いてしまって、やはり日本的なものになるのです。ロバート・E・ハワードのコナンシリーズを紹介していて懐かしくなりました。2015/10/21
黑猫
0
2004年4月26日読了2004/04/26
朱音
0
小説の方はどうも合わないんだけど。で、なぜこの本を借りたか…?ファンタジーってなんだろう?って思ったから。マキャフリーはSF?ブラッドベリは?SFとファンタジーってどこで線引くの?…読んでもよくわかりませんでした。ただ、この人はホントにお話が好きな人なんだなあ、と。パロディ好きには耳が痛い、ことが一つ。パロディについて批判されてるんですよね。「主張」するんじゃなく「参加」する文化だと。ごもっとも。2001/11/26
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- 修羅の家【分冊版】 11