出版社内容情報
ケルト人の町,中世の城郭都市,歴代の王の都市計画,革命,オースマンの大改造,万国博覧会,美食の都ほか,400点の図版を付して時代別テーマ別に解説したパリ二千年史。
内容説明
ヨーロッパ文明の心臓部に位置する、芸術と歴史の都パリについて、完璧に視覚化し、総合的にまとめた本。アレゴンド妃の埋葬に始まり、シャルル5世の建造したルーヴルや革命時の民衆の行進を経て、今日のバスティーユの新オペラ座創設にいたるまで、きめこまかな解説、史料や過去の風景の復元図、当時のオリジナル写真などによって、その流れを丹念に解きあかしている。美しく正確な説明図は最新の研究成果をふまえたものである。
目次
1 パリの土地
2 ルテティアからパリへ
3 中世のパリ
4 ルネサンスと17世紀
5 18世紀、革命、帝政
6 19世紀のパリ
7 パリ・コミューンから1945年のパリ
8 1945年以降のパリとイル=ド=フランス
9 パリの空気
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラウリスタ~
10
大判で、アマゾンでの値段が極めて高いが、実際のところ、今や3ユーロぐらいで売られている本の翻訳である。豊富な図版があるが、個々の事象についての説明は決して詳しくないので別の本を頼るべきだ。とはいえ、地形や地層の説明(数億年前、海の底だったころまで遡る)などは類書にはなかなかないので有用だと思う。18世紀パリの食料事情(どの地方から食肉、ワインを調達)などを示した地図、同じく18世紀の職業階層別の住み分け(上流宮廷貴族は左岸西、会計員はサンルイ島、マレ地区、徴税人は右岸西(パレロワイヤル))を示す地図など。2020/06/30
takao
2
ふむ2024/06/06