出版社内容情報
パテック・フィリップ,ロレックス……私たちを魅了してやまないスイス時計の故郷を訪ね,その歴史と風土をさぐる。時計ファン必読の一冊。
内容説明
ロレックス、パテック・フィリップ、ブレゲ―。永遠の価値を放ちながら人生を刻む腕時計と、それを生んだスイスの風土と歴史。自動巻き、防水時計の開発の苦闘や、宇宙空間での絶望的事故から乗組員を救った一個の手巻き式時計の物語など、時計好きには面白さ絶対保証の一冊。
目次
永久運動の夢―スイス時計の誕生
“水の中に入る時計”を目指して
宇宙飛行士の命を救った時計
血の輸出―戦場のスイス時計
「100分の1秒」の衝撃―スポーツと時計
腕時計に託された技術
冒険者たちと時計
プラスチックの宝石
スイス時計を担う人々
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
20
スイス時計を始めとした時計の歴史の技術や伝統の衰退、復興などを事細かに、どんな歴史的な状況の中で役立てて来たのかを書き込んだ本。かなり細かく言及されているので(勿論写真もそれなりにあるけど)興味のない人にとってはわりときついんじゃないかな?と思うけど、時計に関しての事柄が幅広く書かれているので興味があるなら興味深い本だ。なお、この前に「スイス時計の謎」を読んでたのでついついあの本に出たディプテロスがないか文章を追いました。なかったです。2020/04/27
スターファースト
1
◎ロレックス、オメガ、ブライトリングなどスイスを代表する、いや世界を代表するブランドの秘話、歴史が著者の調査によって忠実に描かれていて非常に興味深かった。1970年前後のセイコーなどの日本企業によるクオーツショックからどう立ち直ったのか、ロレックスは最古でも最高クラス(金額において)の時計でもないのになぜ愛されるのか。そしてなぜロレックスはここまで特別なのか。その意味がようやく理解できた気がする。個人的に時計は大好きでよく触れているからこそ興味深かったが、まったく興味のない人からすると退屈な本かもしれない2016/07/21
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