出版社内容情報
昭和40年,貧苦の中に育ち,痩せ細った1人の少年が,ジムの戸を叩いた。負傷した足を引きずりながらも獣のように闘い,23歳で首都高速に消えた,大場政夫の初の決定版評伝。
内容説明
昭和40年、貧苦の中に育ち、痩せ細ったひとりの少年が、ジムの戸を叩いた。少年の名は大場政夫。世界フライ級チャンピオン。負傷し足を引きずりながらも獣のように闘った。狂躁の時代を駆け抜け、23歳、首都高速に消える。―日本ボクシング史上、最も悲惨で劇的な試合と言われるチャチャイ・チオノイ戦をはじめ、その栄光と疾駆の生涯を、渾身の筆致で描き尽くす、初の決定版評伝。