イタリア・ルネサンスの巨匠たち 〈16〉 ピエロ・デッラ・フランチェスカ アレッサンドロ・アンジェリーニ

イタリア・ルネサンスの巨匠たち 〈16〉 ピエロ・デッラ・フランチェスカ アレッサンドロ・アンジェリーニ

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  • サイズ A4判/ページ数 78p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784487763665
  • NDC分類 702.37
  • Cコード C0371

出版社内容情報

人類史上もっとも豊かな時代,ルネサンス期を築いた芸術家たちの生涯と全作品。初めて日本に紹介される作品図版も多数収録。新進の研究家による,新しい美術シリーズ。

目次

修業時代、フィレンツェ
ボルゴ・サンセポルクロのための初期作品
ロマーニャ旅行とアルベルティ建築の経験
アレッツォ、サン・フランチェスコ聖堂の壁画連作
ローマ、ペルージア、ウルビーノ
後期作品とイタリア絵画における遠近法的視覚の浸透
ピエロ・デッラ・フランチェスカ略年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

158
イタリア・ルネサンスの遠近法とフランドルの細密画、そして幾何学への傾斜。フランチェスカは、燦然と輝くルネサンスの画家たちの中にあって、クールな孤高の画家といったイメージだ。彼の使用していた絵具がよくなかったのか、剥落や褪色のはなはだしいのは、ほんとうに残念である。そうした中で、もっとも状態のいいのは、ウフィッツィ蔵のスフォルツァ及びモンテフェルトロの2枚の対になった真横からの肖像画だろうか。宗教画はいずれも天空の高みから語りかけるような趣きだ。彼は人間的な情念を超えたところに美の理想を求めていたのだろう。2015/03/08

帽子を編みます

22
別な本を探していたのですが、見たら借りずにはいられません…。読んだ本の中で登場して以来、気になっていました。修復前のもので剥落、色落ちが残念ですが、主要な作品が載っています。「聖十字架伝」「慈悲の聖母」「ウルビーノ公夫妻の肖像」「出産の聖母」…、好きです。静かな時間、この絵の中では、別の世界が広がっている、静謐で、個性を持った人々。視線が誘導され必要なものへ目が固定されます。「慈悲の聖母」甘い優しさではないのです、でも、マントの中の入った者たちは庇護される、救済への確かな道が見えるようです。2020/07/29

ぱに

1
フィレンツェのウフィッツィ美術館で必ず見る作品の作者。でもイマイチすごさがわかっていなかった。今回アレッツォ、モンテルキ、サンセポルクロ、ウルビーノ、ペルージャ、リミニで度々出会うので予習として借りたら、すごい人だった。でもルネサンスの先駆者はジョットだよね?ジョットって夜のシーン描いてないっけ?青いイメージあるんだけどな。やっぱり聖十字架伝説はすごいし、キリストの復活も威厳あるし、受胎告知の建物の描き方好きだし、これからはもっと意識します。2017/07/09

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