出版社内容情報
人類史上もっとも豊かな時代,ルネサンス期を築いた芸術家たちの生涯と全作品。初めて日本に紹介される作品図版も多数収録。新進の研究家による,新しい美術シリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
43
この巻では15世紀半ばに活躍した初期ルネサンスの3人の画家(ウッチェロ、ヴェネツィアーノ、カスターニョ)が紹介される。ウッチェロといえば遠近法で名高いが(例えば「サン・ロマーノの戦い」)、私はむしろ「若い男の肖像」(シャンベリー絵画館)やメトロポリタン蔵の「女性の肖像」(本書にはない)にルネサンスの曙光を感じる。ヴェネツィアーノなら、べレンソン・コレクション(フィレンツェ)の「聖母子」か。ワシントンのナショナルギャラリーの方はイエスが邪悪な表情を浮かべているように見えて好きになれない。カスターニョは暗い。2013/09/13
Y
0
★★☆☆☆2021/05/31