内容説明
ベトナム戦争の渦中、アメリカにおいて希少な戦争報道批判を続けた、報道コラムの傑作。自身もベトナムに赴き、現実の戦争と報道のギャップを追究した。本書の「リビングルームの戦争」という言葉は現在もなお生き、ベトナム反戦運動をはじめアメリカの転機の大きな原動力の一つともなった。巻末に、当時の日本におけるベトナム報道の実態についての小中陽太郎氏の貴重な証言を加えた。
目次
最低でもできること
リビングルーム・ウォー
いくつかの問題
きれいごとはたくさん!
息をはずませていたモーレイ・セイファー
「教育テレビ」のゆううつ
ネットワークの未来
砲弾がずっと下のほうで…
親指の跡
マクルーハンとテクノロジーの抱擁〔ほか〕