内容説明
歩くことからはじまる。とにかく歩こう。この国をすこしでも知るために。宗谷岬、札幌、青森、新潟、金沢、そして広島へ。…北海道北端から九州南端まで、3000キロのワンダーランドをイギリス青年がゆく。涙なくては読めない!
目次
1 さいはての地
2 未開の島
3 北国の死
4 夏の光、夏の影
5 日本の背中
6 仏陀と天の橋立
7 雷神の目
8 1000のクレーン、1000の太陽
9 月の風景
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miho Haruke
4
再読。YOUは何しにニッポンへとか世界なぜそんなところに日本人とか、そんな企画のテレビ番組が流行っているが、その元祖みたいなもの。王貞治がホームラン世界記録を打ち立てた年、日本列島の日本海側を徒歩で歩きとおした英国人男性(しかも日本語ペラペラ)の紀行文。我が同胞の「日本語ペラペラなガイジン」への反応は昔も今も変わらないな。これからお・も・て・な・ししなきゃいけないんだから復刊して皆が読めるようにした方がいい。それから「ニッポン縦断何某」という題名の書籍がこんなにあることにも驚いた。2014/05/28