出版社内容情報
ヨーロッパ内外の危機の時代に,西欧キリスト教文化の伝統と統一のために戦った中世最後の皇帝カール五世。その思想と生涯は現在のヨーロッパ統合の思想的な源泉ともいえる。
内容説明
迫りくるイスラム、新興するプロテスタント、ヨーロッパキリスト教文化の、伝統と統一を守るべく戦った、中世最後の皇帝。
目次
第1部 カールの青春
第2部 カール5世の帝国
第3部 カトリック護持のために
第4部 ヨーロッパの覇権をめぐって
第5部 ミュールベルクの戦い
第6部 失意の皇帝
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
21
ハプスブルグ家としてスペインで生まれ、スペインで育ち、神聖ローマ帝国皇帝にまで成った男。カール五世。時代に翻弄されながら力強く生きて、多くの戦乱を戦い、最後には敗北した男。各民族の融和を目指した魅力的な人物。2019/05/16
俊
16
プロテスタントが多い神聖ローマ帝国の君主でなければもっと活躍できたのではないかと思う。様々な民族を包み込んだ帝国を率いる苦労は並大抵ではなかっただろう。カトリックの盟主であるから仕方ないとはいえ、他の宗教に不寛容だったのは残念だ。2015/12/31
金吾
13
名前しか知らなかった人物ですので興味深く読めました。中世における宗教の影響の大きさがわかりました。2021/09/04
しもふさ
0
カールとフランソワのだまし、だまされがおもしろかった。2014/08/17
Kei
0
おもしろすぎるっ!!2012/08/24