出版社内容情報
悟り・法・仏性・差別・禅・道元……。現在最も注目される12のテーマについて,気鋭の論者29人が討論形式で問題の本質を明らかにする。日本の仏教研究の新しい地平を開く書。
内容説明
悟り・法仏性・儀礼・禅・道元…。仏教研究の新しい地平を拓く、気鋭の論者29人による討論。
目次
1 文献と解釈―無明とはなにか
2 宗教体験と言葉―悟りとはなにか
3 釈尊と真理―法が先か仏が先か
4 禅と仏教―中国禅とはなにか
5 道元と本覚思想―仏性とはなにか
6 修行と悟り―身心脱落とはなにか
7 道元と『正法眼蔵』―12巻本とはなにか
8 宗義と葬送儀礼―在家宗学は成立するか
9 宗学と教化―教化学は成立するか
10 曹洞宗と『修証義』―宗門の安心とはなにか
11 業と差別―仏教はなにをなしたか
12 仏教人類学の提唱―教義と儀礼は矛盾しないか