内容説明
いじめ、学校ぎらい、校内暴力、家庭内暴力、非行など、子どもの行動問題をなくすには…。国立小児病院長として育児や教育の問題に多くの提言をしてきた著者が、人間科学の立場から育児と教育の問題に鋭く迫る。
目次
1 子どもはまねる―教育の出発点
2 子どもは育つ―発育の科学
3 子どもは生まれながらにして生きる力を持っている―心と体のプログラム
4 学ぶプログラム―教育とはなにか
5 心は子どもを育てる―教育環境の人間化
6 子どもは遊ぶ―知・情・意を育てるもの
7 母と子のきずな―教育の原点
8 優しい心を育てる―「いじめ」をなくすために
9 子どものたくましさ―やる気をつくる心のリウォーディング・システム
10 子どもの個性を育てよう
11 脳の発達と可塑性
12 創造力を育てる―遺伝か環境か
13 音楽教育は赤ちゃんのときから始まる
14 人間はどのように心をもったか、もつのか―道徳教育の基盤をとらえなおす
15 健康教育を考える―保健を乗り越えて
16 人間としての生き方を教えよう―家庭科を考える
17 国を愛する心を育てよう―「日の丸」か「君が代」か
18 教育の科学的基盤としての人間科学
19 子どもとは―もうひとつの立場から