出版社内容情報
発展途上国が今日置かれている諸状況を,広い政治経済学的な視点から多角的に光を当てて位置づけ,問題の本質を抽出してその輪郭を鮮明に描き,問題解決の方途や日本の役割を探る。
内容説明
今世紀の重要テーマである、発展途上国問題の輪郭を鮮明に描き、問題解決の方途や、日本の果たすべき役割を探る。
目次
第1章 発展と貧困の構図
第2章 発展とは何か(小さな民のエコロジー;技術はどこから生まれるか;開発は人権に優先するか;資本と労働力はどこから出てくるか;近代化論はどこへいくか;内と外からの国際協力と連帯;NGOと民衆の開発参加)
第3章 発展と光と影(アセアン・ニックス―開発優等生の論理と現実;フィリピン―富と貧困の間の存在としてのミドル・クラス;インド―「社会主義型社会」と下層民衆の貧困;中国―社会主義・低開発・第三世界のリーダー;中東―民族主義から新保守主義へ;アフリカ―社会主義の試行錯誤 タンザニアの経験;ラテンアメリカ―多難な経済自立への道)
第4章 発展途上国と日本
感想・レビュー
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- 和書
- 新未解決問題考