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内容説明
現時点では、初版で紹介した検索システムはほとんどそのままの形では残っていない。もっとも大きな変更点はインターネットの普及によるものである。電話回線を利用していた検索システムが、いまではWebブラウザを介して検索するようになった。もうひとつの大きな変更点は、検索システムが検索の専門家向けから一般利用者向けに変わってきたことである。多くのシステムが、自分で検索式を作成して入力するコマンド検索方式から、検索語や論理演算などの入力欄・選択欄が用意されているメニュー検索方式(あるいは両者の併用)に移行している。こうした状況をふまえ、新訂版は内容も構成も大幅に変更した。情報検索はかならずしも図書館の情報サービスの中だけで行われているわけではない。特に、最近はインターネットの普及により、利用者が自ら検索を行う場合も増加してきている。本書は、図書館員や検索専門家になることを意図していない読者にも役に立つように心がけた。
目次
第1章 情報検索の概要
第2章 図書の検索
第3章 雑誌論文の検索
第4章 サーチエンジン
第5章 情報検索の実際
第6章 シソーラスの利用
第7章 検索システムの仕組み
第8章 機器構成と利用法
付録 情報検索略史
著者等紹介
緑川信之[ミドリカワノブユキ]
昭和28(1953)年、横浜市に生まれる。慶応義塾大学大学院工学研究科計測工学専攻修士課程修了。同大学大学院文学研究科図書館・情報学専攻修士課程終了。現在、筑波大学教授
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