かもめの本棚 ビートルズのデザイン地図

石塚 耕一【著】

東海教育研究所（2016/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 163p／高さ 19cm
• 商品コード 9784486038009
• NDC分類 767.8
• Cコード C0073

出版社内容情報

「アルバムジャケットのデザイン」に焦点を当て、４人がファンに向けて発信したメッセージや芸術作品としての価値を読み解く。イギリスの田舎町の若者たちが、いかにして世界的な成功を収めたのか？　その秘密は音楽だけではなく、アートワーク、デザイン、ファッション、映画、アニメーションにあった!?　「アルバムジャケットのデザイン」に焦点を当て、４人がファンに向けて発信したメッセージや芸術作品としての価値を読み解く。

はじめに

1.「プリーズ・プリーズ・ミー」

2.「ウィズ・ザ・ビートルズ」

3.「ハード・デイズ・ナイト」

Column01　ビートルズとの出会い

4.「ビートルズ・フォー・セール」

5.「ヘルプ！」

6.「ラバー・ソウル」

7.「リボルバー」

8.「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」

9.「マジカル・ミステリー・ツアー」

Column02　ビートルズになりたい

10.「ザ・ビートルズ」

11.「イエロー・サブマリン」

12.「アビー・ロード」

13.「レット・イット・ビー」

番外編　ソロ時代のアルバムジャケット

THE　BEATLES年表１９５７から

Column03　ビートルズは人生そのもの

デザイン文化学科生によるビートルズ・プロジェクト

おわりに



石塚 耕一［イシヅカ コウイチ］

内容説明

『プリーズ・プリーズ・ミー』から『レット・イット・ビー』まで、ビートルズが起こした奇跡には、アートワークの魔法がかかっていた！？１３枚のオリジナルアルバムをテーマに、デザインの視点からその成功の過程を解き明かす―

目次

『プリーズ・プリーズ・ミー』
『ウィズ・ザ・ビートルズ』
『ハード・デイズ・ナイト』
『ビートルズ・フォー・セール』
『ヘルプ！』
『ラバー・ソウル』
『リボルバー』
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』
『マジカル・ミステリー・ツアー』
『ザ・ビートルズ』
『イエロー・サブマリン』
『アビイ・ロード』
『レット・イット・ビー』

著者等紹介

石塚耕一［イシズカコウイチ］
１９５５年北海道生まれ。北海道教育大学卒業。北海道おといねっぷ美術工芸高校や北海道松前高校などで校長を務め、２０１３年より東海大学国際文化学部デザイン文化学科教授。アート、デザイン研究と同時に絵画や映像作品などの制作にも取り組み、北海道や東京を中心に数々の個展を開催。ビートルズをモチーフにした作品も多い（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[R]

ビートルズが好きすぎる。それが伝われば十分といっても過言ではない本でした。内容としては、アルバムジャケットのデザインとしての解読や解説が載っていて、美術の教科書というか、美術講座の副読本、参考書というものなんだけど、それと同じ筆で、いかにビートルズが先駆的でオリジナルであったかということを、こんこんと語り続けていて、情熱がだだ漏れでした。確かに、ここまで模倣される雛形になっているというのは魅力だなと再認識するに至りました。

2017/02/07

[MaRuTaTSu]

アルバム・アートワークという視点からビートルズを読み解いていくという試み。 紹介される全（オリジナル）アルバムのジャケットをはじめ、一切の写真が挿入されず、全てが著者自身による絵であったのには、肖像権やらで問題でもあったのかと思わず深読みしたくなったが、どうやらそうでもないらしい(笑)

2016/12/06