内容説明
貿易立国として繁栄した琉球。その繁栄をもたらしたのは“非武装”だった。だが日本に組み込まれたことで起きた、その後のさまざまな悲劇。沖縄を見下す日本の視線、米兵による結婚詐欺などの被害、そしていま“辺野古”が、沖縄と日本間の象徴的問題として浮き彫りにされた。そこにある“事実”とは何か?司法界で長く活躍する著者による異色の琉球・沖縄の事件史。その歴史の延長上に、いま何が起きているのか?
目次
第1章 沖縄人と日本人は同人種ではない(縄文人;建国以前;琉球人王朝;日本人王朝;中国人王朝;薩摩藩による支配;王国消失;誤国害民)
第2章 アメリカ兵の結婚詐欺事件(「独身将校」;琉球の女;フレンチ弁護士)
著者等紹介
高江洲歳満[タカエストシミツ]
1934年、東京生まれ。北京で育つ。終戦後、両親の故郷である沖縄に帰国。中央大学法学部法律学科卒業。米国テュレーン法科大学院修士課程修了。那覇地検、福岡地検で検事を務める。退官後は弁護士として活動。96年から米国ワシントン州シアトルでも弁護士として活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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