内容説明
キプチャク大草原に繰り広げられるカザフ建国の一大叙事詩。
著者等紹介
加藤九祚[カトウキュウゾウ]
1922年5月18日、韓国慶尚北道に生まれる。山口県宇部市立上宇部小学校(校長賞受賞、校長はのちの参議院議員二木謙吾、担任紀藤巧)、私立長門工業学校(乙種)を卒業後、宇部鉄工所工員、小学校代用教員、高等学校入学者検定試験を経て、43年12月上智大学予科を仮卒業。44年1月工兵第2連隊(仙台)に入隊、陸軍工兵学校を経て、兵科見習士官として関東軍混成第101連隊、ついで第1方面軍139師団工兵大隊に所属し、45年8月20日満州東南部敦化で敗戦、ソ連軍の捕虜となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミッツデラックス
1
良かった2022/06/10
メルセ・ひすい
1
15-14挿絵カラー写真巻頭に多16p.栃栗毛の駿馬にまたがったスルタン・ジャニベクとケレイ 古代チュルクの「石人」と岩絵。 カザフ文学の最高の代表者であるだけでなく、カザフ人の歴史の上でも光彩を放つ人物であるイリヤス・エセンベルリン。彼が描く、キプチャク大草原に繰り広げられる、カザフ建国の一大叙事詩。★カザフ人は主として羊と馬と駱駝を飼育している。牛は雪に弱く、一年中放牧できないため不適。主要な家畜は羊である。羊の肉とミルクは食糧となり、毛皮と羊毛は衣服、履物、容器 その他多くの生活必需品となる。2012/03/23
葉月あき
0
ジョチ・ウルス崩壊後のキプチャク大草原を支配していたテュルク系遊牧民族による、一大歴史叙事詩。あまり馴染みのない時代と舞台で興味深かった。全三部作の第一部ということなので、残り二部も翻訳されるといいな。2012/01/30
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