内容説明
世界でも有数の多種多様な海産動物が生息する海を探る。相模湾とその周辺海域、130年の生物相調査史。
目次
第1部 相模湾生物相調査史(豊かな動物相を支える相模湾―生物海洋学的な特性;相模湾調査前史―西洋人の日本の生物への関心:ヒルゲンドルフとモースと;ホッスガイを求めて―デーデルラインの相模湾調査;デーデルライン・コレクションの再発見;欧州に渡ったデーデルライン・コレクション;三崎臨海実験所の自然史研究における足跡;ドフラインの相模湾深海調査;研究が待たれるドフライン・コレクション;相模湾を見つめて60年―生物学御研究所の相模湾調査;相模湾で発見された化学合成生物群集―無人探査機ハイパードルフィンで潜る;21世紀初頭の相模湾―国立科学博物館の「相模灘の生物相調査」)
第2部 相模湾の豊かな動物相(相模湾の魚たちと黒潮―ベルトコンベヤーか障壁か;相模湾の棘皮動物;相模湾の十脚甲殻類;相模湾の多毛類;相模湾の貝類;相模湾の刺胞動物;相模湾の海綿類)