出版社内容情報
英国と米国が対中貿易政策、特に安全保障に絡む航空機技術の輸出に関し緊密な協力関係を構築したことを一次資料を用いて実証する。
目次
序章 中国をめぐる英米関係
第1章 アメリカの対中接近プロセスとイギリス 1969‐1972年―アメリカの対中貿易統制の緩和を中心に
第2章 イギリスの対中接近と英米関係 1969‐1972年―イギリスによる民間航空機トライデントの対中輸出を中心に
第3章 イギリスの対中国航空機売却の挫折 1972‐1973年―ハリアー機とVC‐10機の対中輸出計画の頓挫を中心に
第4章 中国をめぐる英米関係 1973‐1975年―イギリスによる軍事用スペイ・エンジンの対中輸出を通じて
終章 中国をめぐる英米の協力
著者等紹介
和田龍太[ワダリュウタ]
1980年、神奈川生まれ。2002年、東海大学教養学部国際学科卒業。2004年、サセックス大学大学院修士課程修了(M.A. International Relations)。2013年、筑波大学大学院人文社会科学研究科国際政治経済学専攻博士課程修了。ジョージ・ワシントン大学シグールセンター客員研究員、外務省専門調査員(在アメリカ合衆国日本国大使館政務班)、株式会社三井物産戦略研究所国際情報部研究員などを経て現職。現在、東海大学教養学部国際学科専任講師(アメリカ・イギリス外交史専攻)。博士(国際政治経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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